ボウリング・フォー・スープの伝説的な音楽は、時代を超えて多くのファンに愛されています。
彼らは1994年に結成され、憧れのポップパンクシーンで31年以上のキャリアを築いてきました。
その活動の中で、彼らは数々のヒット曲を生み出し、最近、Spotifyでの再生回数が10億回を超えるという偉業を達成しました。
バンドのフロントマン、ジャレット・レディックは、2023年8月30日(土)にフィラデルフィアのザ・マンで行われるライブに向けて、メトロとのインタビューで、これまでの道のりや音楽業界についての考えを語りました。
彼らの名を世に知らしめたのは、2002年のアルバム『Drunk Enough To Dance』です。このアルバムには、名曲「Emily」や「Punk Rock 101」、「Girl All the Bad Guys Want」が収録されており、特に「Girl All the Bad Guys Want」はグラミー賞にノミネートされたことでも知られています。
その後も、バンドは2004年に発表したアルバム『A Hangover You Don’t Deserve』でヒットを連発し、中でもSR-71の「1985」をカバーした曲は、ポップパンクの代表的な楽曲として記憶されています。
レディックは「今もなお、この曲を聴いてくれるファンがいるのが嬉しい。ライブで演奏する時の盛り上がりを感じる瞬間が何よりも好きだ。」と話します。
特に「Girl All the Bad Guys Want」が大好きで、最近はビッグツアーをサポートするためにオープニング曲として演奏することになったと語ります。
「これは少し変わった試みですが、今は観客をぐっと引き込むセットリストになっているので、期待を裏切らないパフォーマンスを心がけています。」とレディックは語ります。
ポッドキャストやストリーミングサービスが広がる中、ボウリング・フォー・スープは自身の音楽をデジタルでも届ける準備ができています。
今年初めに10億回のストリーミング再生を達成した際、レディックは驚きを隠せませんでした。
「その瞬間は本当に特別でした。妻が寝ている間に、私のパソコンで作業をしていると、Facebookでそのニュースを見つけて驚きました。」
「私たちは素晴らしい結果を手に入れたので、これからもこの業界でやっていくことができると確信しました。」と話します。
ここまでの道のりには多くの学びがありました。
特に若いアーティストに向けて、レディックは「楽しんでいないのであれば、やめるべきだ」と強調します。
このバンドは、31年間、音楽を楽しみ続けることを最優先にしてきたと述べています。
また、各メンバーが別のスキルを身につけることを提案し、「大学のマーケティングや会計のクラスを受けることは非常に役立つ。バンドのために、音楽だけでなく、他のスキルも持つことが大切です。」と続けます。
フィラデルフィアについては、レディックは特別な思いを抱いています。
「私たちは毎回フィリーを訪れるのが楽しみです。観客はいつも素晴らしい反応を示してくれます。」
また、訪れるたびに観光を楽しむことも忘れず、「フィラデルフィアのチーズステーキを食べるのが毎回の楽しみです。この町は私たちの心に特別な場所を占めています。」と締めくくりました。
ボウリング・フォー・スープは、ポップパンクのパイオニアとして、今後も音楽の世界での活躍を続けていくことでしょう。
画像の出所:metrophiladelphia