Wed. Sep 10th, 2025

毎日MARTAを利用するアトランタ市民の中には、「Write Down the Line」というクリエイティブライティングチャレンジを知らせるポスターを目にした方もいるでしょう。このプロジェクトは、MARTAのアートプログラムArtboundと、アトランタを拠点とするクリエイティブライティングの非営利団体Lostinthelettersとのコラボレーションによって実施されています。

このチャレンジは、8月4日に始まり、9月22日までの間毎週行われています。合計8回にわたり、MARTAの交通機関の周りに掲示されたポスターのQRコードを通じてアクセスできる毎週異なるライティングプロンプトが提供されます。

「Write Down the Line」に寄稿された全ての作品はLostinthelettersのウェブサイト上に掲載され、プログラムの主催者は毎週1つの作品を選び、アートバウンドおよびフルトン郡芸術の公共芸術つながりラボの秋季アーティストインレジデンスに参加中のMaite Nazarioによってデジタルアニメーションに転換されます。

このプロジェクトの目的は、参加者に自らの周囲や個人の物語、更には都市の歴史とのつながりを考え直す機会を提供することです。これは、プロジェクトの各段階がその大きな目標に寄与する形になっています。

Lostinthelettersの創設者かつディレクターであるScott Daughtridge DeMerは、「Write Down the Line」の構成について説明しました。

「単発のプロンプトではなく、8週間継続して自分の考えを述べる場を設けることに意義があります。

8週間連続でライティングをすることで、その流れを作り出すことができ、「これを続けていきたい」と思えるようになるのです」と彼は語りました。

「アトランタはとてもユニークな場所で、ここには素晴らしい物語を語る人々がたくさんいます」とDeMerは続けました。

このライティングチャレンジに参加することによって、アトランタの歴史や文化に触れると同時に、自身の体験や思いを表現することができる貴重な機会が提供されています。

アトランタの市民がこのイベントを通してどのようにクリエイティブな表現を育んでいくのか、そしてその作品がどのようにアニメーションとして形を変えていくのか、今後の展開に期待が寄せられています。

画像の出所:ajc