Fri. Aug 15th, 2025

サンフランシスコの食のシーンにおいて、夏は新規開店が少ない時期です。特に霧の多いこの地域では、7月に注目すべき3つの新たな開店があります。

まず、家族が運営している二つの長寿ベトナム料理店が、フィナンシャル・ディストリクトに広々とした新しい店舗を移転させます。また、数週間後には人気のベーカリーがSoMaに店舗を拡大します。

関心が集まるのはフェリー・ビルディングで、ミシュラン星を獲得した「Sorrel」のシェフ、アレックス・ホンが計画していた二つのコンセプトのうち、まず一つをついにオープンします。「Parachute Bakery」が、7月中に美しいラミネートペストリーとコーヒーを提供する予定です。

今、サンフランシスコで最も新しいレストランやバーを探している方は、毎月初めに更新される「ホットリスト」をチェックしてください。

さて、7月に予定されている注目の新店をご紹介します。

まず、30年以上にわたりポーク・アンド・カリフォルニアの角で営業していた「Crustacean」が、広々とした新しいフィナンシャル・ディストリクトの店舗に移転します。この名高いベトナム料理店は、1991年にヘレネ・アンによって設立され、現在は二代目のオーナー、モニーク・アンさんと夫のケネス・ルーさんが率います。

新店舗では、18世紀のアジア木材の扉やローズゴールドのバーカウンターなど、グラマラスなデザインが際立っています。また、プライベートダイニングルームも二つ設けられています。

ファミリースタイルのメニューには、アラカルトやプリフィックスオプションがあり、ベトナムのフィレミニョンバインミーや、エスカルゴと骨髄のトースト、アジアのバジルペーストを使用した料理など、伝統料理と非伝統料理が並ぶ予定です。もちろん、ガーリックヌードルやロースト・クラブなど、家族の最初のレストラン「Thanh Long」で愛された料理も楽しめます。

「Parachute Bakery」はもともと6月末のオープンを予定していましたが、7月の開店に向けて準備が進んでいます。朝から午後にかけて営業し、クラシック及びオリジナルのラミネートペストリーやコーヒー、持ち帰り用アイテム、地元で育てられた農産物を扱う予定です。小売スペースでは、パッケージ製品やナッツスプレッド、ジャム、コンフェクションも販売されます。

また、ジャーン・ザ・ベーカリーは、インナー・サンセットからマリンまで6つの店舗を展開しており、サンフランシスコで最も広がりのある、そして向上心の強いベーカリーとも言えるでしょう。来月、オーナーのアマンダ・マイケルさんは、サンフランシスコ近代美術館内に新たな出店を加える予定です。

最新のジャーン・ザ・ベーカリーは、かつてグレースが運営していたカフェを引き継ぎます。マイケルさんは、スペースを軽くリフレッシュし、地元アーティストによる壁画を設置することを計画しています。メニューは、フィルモア店と同様のサンドイッチやトースト、フレッシュミルドフラワーを使用したパン、サラダ、クッキーやマフィンなどの焼き菓子を揃える予定です。

画像の出所:sfstandard