Wed. Oct 22nd, 2025

ロサンゼルス市議会は金曜日、ロサンゼルス警察(LAPD)の緊急申請を却下するよう市長法務局に要請することを全会一致で決議しました。

この緊急申請は、LAPDが報道機関に対する暴力使用制限を緩和するために提出されたもので、土曜日の「ノー・キングス」抗議活動を前に、大規模な群衆が予想されていたためです。

LAPDが提出したこの緊急申請は、報道機関に対する高い基準が「未定義で運用上実行不可能な基準であり、公共の安全を守るために善意の行動を取った際に市とその職員を軽蔑にさらす」と主張しています。

市議会の議員であるユニセス・エルナンデスとモニカ・ロドリゲスが提案した市議会の動議には、この緊急申請が「市の立法機関である市議会への協議なしに行われた」と記されています。

ロサンゼルスプレスクラブのプレス権委員長であるアダム・ローズは、文書で「この動議は手続き上の理由で主に却下されたと思われる。緊急事態はLAPD自身が作り出したものだ」と述べました。

彼は、たとえ市法務局が動議を撤回する時間がなかったとしても、「公衆と市の指導者が今後の大きな問題について同じ認識を持つことが期待される」と付け加えました。

この事態は、9月にカリフォルニア中央地区裁判所のヘルナン・ベラ判事が、ロサンゼルスプレスクラブと調査報道アウトレットのStatus CoupがLAPDのメディアへの扱いについて訴えた結果、出された差止命令から発展しました。

ベラ判事は「これは繰り返しの状況である」と述べ、最近の抗議活動が「LAPDのメディアに対する違法な暴力使用の長い不幸な物語の最新の章である」と加えました。

市議会の動議によれば、ロサンゼルス市は警察による行動の結果として6800万ドル以上の賠償金を支払ってきたとされています。

このため、警察の暴力使用制限を解除することは「市に対する追加の責任や請求を生む可能性がある」と指摘されています。

エルナンデス議員は「ロサンゼルスが公共の資金を使って会計を抑圧することを助長するわけにはいかない」と述べました。

ロサンゼルス市長のカレン・バスは、書面で「私のオフィスは、平和的な抗議を通じて声を上げる権利を完全に支持します。今週末の抗議活動は、安全で尊重され、すべての住民が憲法の下に保証されている権利と一致することを期待します」と述べました。

警察はまた、公共の安全を確保しながら「表現と集会、報道の権利の自由を保護する」ことが求められています。

画像の出所:laist