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死者の日(Día de Los Muertos)は、亡くなった愛する人々を敬い、その人生を祝う行事です。
実際の祝祭は11月1日と2日に行われますが、それに先立つ数週間には、さまざまなイベントが行われ、祝日の精神が広がります。
この祝祭は16世紀に始まり、スペイン人がメキシコに来た際、彼らの信念や伝統が、先住民の文化と融合しました。
今日祝われている祭りは、アステカ族の信念やカトリック教会の伝統が組み合わさったものです。
アステカの文化では、ミクテカシワトル(Mictecacihuatl)、すなわち「死者の女神」に捧げる祭りが行われました。
アステカの人々は、ミクテカシワトルが亡くなった人々の骨を守り、死者の祭りを監督する役割を持っていると信じていました。
カトリック教会は、これらの祝祭を自身の伝統である万聖節(All Saints’ Day)と死者の日(All Souls’ Day)と結びつけました。
万聖節は11月1日に祝われ、聖人たちの人生と遺業を称えます。一方、死者の日は11月2日に、聖人でない人々やカトリックの信念において煉獄にいる人々の人生を祝います。
現代の死者の日は、亡き人を色鮮やしい衣装や生き生きとした音楽で祝います。
フィラデルフィアでも、多くのイベントが開催されます。

【10月全体】
Bar Bombón写真展
リッテンハウス広場近くのラテンアメリカ料理店Bar Bombónでは、10月の間、亡くなった家族、友人、愛する人の写真をフレームに入れて持参することで、10%のディスカウントを受けられます。
店内の壁にその写真が展示されます。

【10月23日(木)】
死者の日の砂糖の頭蓋骨ワークショップ
フィラデルフィア自由図書館で開催されるこの無料のバイリンガルワークショップでは、砂糖の頭蓋骨(カラベラス)を作成します。
参加者は死者の日の伝統について学び、自分自身の砂糖の頭蓋骨を作り、ホリデーの装飾として楽しむことができます。
このワークショップはスペイン語でも行われますので、事前の登録が推奨されます。

【10月25日(土)】
死者の日のクラフトパーティー
フィラデルフィア・マジック・ガーデンズで、死者の日の祝祭について学び、クラフトを作るワークショップが行われます。
このワークショップでは、砂糖の頭蓋骨と紙の花を作り、自宅のオフレンダ(祭壇)を飾ることができます。
また、ガーデンズの周りでの死者の日をテーマにしたスカベンジャーハントも楽しめます。
指示は英語とスペイン語で提供されます。
チケットは、午後2時、2時30分、3時、または3時30分の時刻で入場可能で、一般は25ドル、フィラデルフィア・マジック・ガーデンズのメンバーは20ドル、3枚以上の購入で1人当たり20ドルです。

【10月25日(土)】
死者の日のお祝い
この日、FDR公園のボートハウスで午後5時から8時まで、死者の日を祝います。
ダンスや音楽のパフォーマンスを楽しみ、地元のベンダーからの飲食を体験しましょう。
また、手作りのアートやクラフト作品を購入したり、見事なアートインスタレーションを鑑賞できます。
この祝賀に向けて、10月22日にはコミュニティアートワークショップ、10月24日にはサルサクラスと社交ダンスも開催されます。

【11月1日(土)】
フライシャー記念館での死者の日
フライシャー記念館で、11月1日の午後2時から9時まで死者の日の祝祭が行われます。
詳細については、続報をお待ちください。

【11月1日(土)】
死者の日のバークロール
この日、テーマに基づいたバークロールが開催されます。
ハロウィン後の祝祭として、パーティーの雰囲気が広がります。
多くのクラブや施設への入場、無料およびテーマに合わせたドリンク、ライブ音楽などが楽しめます。
参加者は死者の日の衣装、特に明るいメイクや頭蓋骨のデザインでの参加が奨励されます。
チケットは11.23ドルからとなります。

【11月1日(土)】
ペン博物館での文化祭!死者の日
ペン博物館で全日程にわたって開催されるこの祭りでは、アート&クラフト、職人市場、ダンスやパフォーマンス、オフレンダの展示が楽しめます。
食事や飲み物、写真、カラフルな衣装もあり、博物館の入場料で無料です。

画像の出所:billypenn