ソルトレイクコミュニティカレッジ（SLCC）のコミュニティライティングセンターは、来年の夏にメインライブラリでの運営を終了することが決定しました。これは、学校が行った予算カットによるものです。
このライティングセンターは、コーチング、ワークショップ、ライティンググループを提供しており、青少年作家、シニアセンター、ソルトレイク郡の刑務所と提携しています。
「高等教育にはコミュニティと共有できるリソースがたくさんありますから、私たちはコミュニティが従来のコースとは異なる方法でそれらのリソースにアクセスできるように提供したかったのです」と、ライティングセンターのディレクターであり創設者であるTif Rousculpは語ります。
彼女によれば、これは画期的な試みでした。
「高等教育の機関とコミュニティ団体の長期的なパートナーシップで、実際に物理的なスペースを持ち、コミュニティにサービスを提供するという点では、これが初めての試みです」と彼女は言います。
今年初め、ユタ州議会は、ユタ州の8つの学位授与機関から6000万ドルを取り分けることに決めました。
学校は、この資金を取り戻すために、特定のプログラムを削減し、その資金を他の高パフォーマンスを誇るプログラムに移行する必要がありました。
SLCCの戦略的再投資計画によれば、ライティングセンターの閉鎖により、学校は210,435ドルを節約することができます。
SLCCはすべての登録済み学生にサービスを提供する学生ライティングおよびリーディングセンターの資金を削減しません。
SLCCの広報補佐であるPeta Owens-Listonは、学校が学生の登録と成功を促進する指導プログラムに優先順位を付けなければならなかったと述べています。
「学校は、学生サービスや学生の成功に直接関連しない費用を慎重に調査しました。これらは困難な決定でしたが、最終的にはコミュニティライティングセンターの資金をもはや確保できないことにつながりました」と彼女は言います。
このセンターは、設立25周年を数ヶ月後に控えています。
Rousculpによれば、さまざまな背景と年齢の作家がこのセンターを利用してきました。
その立ち上げ以来、彼女は推定で約15,000回のライティングコーチングセッションが行われ、4,000ページの作品が出版され、過去2年間に250人の個々の作家と協力してきたと述べています。
ライティングサービスに加えて、このセンターは作家たちに仲間意識を提供しています。
ペンネームWill Turnerで知られるJennie Turnerは、誰もが分断され孤立している現代において、ここでコミュニティを見つけたと語りました。
「孤独の疫病の中で、彼らが去るのをとても悲しく思います。私たちがこれを失うことは本当に悪化すると思います」と彼女は言います。
Turnerは声楽とビジネスの学位を持っており、現在ウェストミンスター大学で技術商業化のMBAを取得するために勉強しています。また、SLCCで学部の天体物理学のクラスも受講しています。
「STEMにはライティングが欠かせません。
読み書きができなければ、数学もできません。科学を理解することもできません。
助成金提案も書けませんし、弁護士にもなれず、宇宙飛行士にも、エンジニアにもなれません」と彼女は言います。
「これはSTEMに悪影響を及ぼし、すべての人に影響を与えるでしょう」と述べています。
ライティングセンターは参加の障壁がなく、Turnerはそれがアメリカ社会では珍しいことだと述べています。
彼女は「他の教育機関は多くの人々にとってアクセスが難しい」と付け加えました。
Sarah Doepnerは、創作のフィードバックを受け取るためにセンターを訪れました。
彼女は、ライティングセンターの閉鎖が引き起こす大きな損失の一つは、経済的地位、背景、教育に関係なく、誰もが執筆し、自作品を出版する機会を失うことだと共感しています。
「私たちの州のように、遺産や歴史、先祖が非常に重要な場所では、これらの機会を持つことは格段に素晴らしいことだと思います。未来の世代が自分のアイデアや作品を見て、‘ああ、これは私の祖母だ、あるいは叔父だ’と言える機会があるのです」と彼女は言いました。
センターの一部が他の場所で存続する可能性があることに対しては期待がありますが、その保証はありません。
Turnerは、他に同様のものが存在しないとし、将来的にはその復活を願っていますが、今はコミュニティの柱を失ったことを悲しんでいます。
Rousculpは、青少年プログラムやコーチングなどのサービスが都市に新たな場所を見つけられるかはわからないが、出版された作品のアーカイブや公衆が利用するためのリソースの作成に努めていると語っています。
画像の出所：kuer