ニューヨークの食文化において、メキシカン料理は最近再注目されています。
特に、グリーンポイントの「Frijoleros」は、その新鮮な料理で多くの話題を呼んでいます。
オーナーのファビオラ・フアレスによるこのメキシカンカクテルバーでは、魚のタコスや頭付きの海老が魅力的に焼かれています。
ドリンクメニューも多彩で、マンザニージャ・シェリーを使用したパロマ、テキーラとグリーン・シャルトリューズのコラーダ、スモーキー・スコッチと酸味の効いたテパチェを組み合わせたようなユニークなカクテルがあります。
ただし、食事をしないと、メメラス(小さなトルティーヤに黒豆とチーズを載せた品)や、メキシカン・ブールブランによって絡められた海老などの魅力を見逃すことになります。
魚のタコスは、ビールの衣をまとった魚がフライされ、ピクルスの玉ねぎ、チポトレ・アイオリ、グアカモレと共に提供されます。
ベッドフォード・スタイの「Dolores」も見逃せないスポットです。
この新しい徒歩専用の新店では、5種類のタコスを提供しており、ただのタコス専門店ではありません。
メニューにはボタナス(小皿料理)や、その日の特別メニューも含まれています。
私が訪れた金曜日の夜の特別メニューには、ジューシーな牛肉ファヒータがありました。
また、マッシュポテトを詰め込んだ揚げコーン・トルティーヤの「パパディーヤ」も非常に人気です。
料理の多くは控えめな味付けですが、「アグアチレー・ベルデ・カンペチャーノ」の新鮮でスパイシーなイカ、タコ、エビは特に刺激的です。
デザートは提供されませんが、トマトとストロベリージュースがたっぷりの「ワン・トリック・ポニー」ミケラーダは、ぜひもう一杯頼む価値があります。
同じくベッドフォード・スタイには「Olmo」という新しい飲食店があります。
この店は、急速に再開発が進むエリアに位置しており、新しい料理の試みが期待されています。
オーナーは、ニューヨークのコズメとメキシコシティのプホルの出身者たちです。
メニューは、熱々のケソ・フンディドや、モレのような味わいの「フィデオス・セコス」といったCDMXスタイルの料理で構成されています。
面白い飲み物もあり、「ミケラーダ・デ・リベルサ」は、冷凍されたクラマト・パレタが溶け込んだユニークなカクテルです。
デザートに関しては、熟れたマンゴーにパネーラシュガーをふりかけたシンプルな一皿がありました。
「Rose Marie」は、ウィリアムズバーグの新たなレストランで、テックス-メックスの魅力を見せています。
ここでは安価な地域ビールを提供し、バタートーストのパティメルト、サクサクのポテトウェッジ、揚げチーズキュードなどからアメリカのバーフードへのオマージュが見られます。
タコスは提供されませんが、テキーラやトポ・チコ、輸入コーラなどのメキシコの影響が感じられます。
スラッシーなスラッシュ・マシンで凍ったジン・トニックも楽しめるため、まるでバケーションのような雰囲気です。
ミッドタウンの「Cuerno」は、メキシカン・ラグジュアリーステーキハウスのニューヨーク初の支店です。
内装は木目調やレザーで整えられ、卓上でのサービスが目を引きます。
メニューの中心は、グラスフェッドエイジド・カーニャアサダで、シンプルさが重視されています。
牛肉前菜には、レチェ・デ・ティグレに浸かったハリバットのセビーチェや、赤唐辛子の煮込みポークを添えたフリホレス・コン・ベネーノがあります。
ストリートサイズのロティス・タコスは、粗く刻んだ肉が盛られたタコスで、サルサ・ベルデが添えられます。
より豪華な「タコ・リチ」は、アボカドをのせたリブアイのスライスで、チーズでクリスプされたトルティーヤでサーブされます。
ワインは、メキシコの70種以上のセレクションが揃い、特にフルーティーなスパークリング・ロゼは、提供されたチップスや5種のサルサと絶妙に合います。
画像の出所:grubstreet