2024年、日本は観光客の訪問数で新しい記録を樹立しました。世界中から人々がこの島国を訪れています。
日本政府はこの観光客の急増に応じて、観光業界の需要に応えようとしています。
アメリカ・ワシントンD.C.にある日本大使館のアサノ一等書記官は、Fox News Digitalとのインタビューで、観光客の増加が日本にとって新たな課題となっていることを語りました。
アサノ氏は「オーバーツーリズムは日本のコミュニティにとって新たな挑戦です。我々は、日本の地元住民と外国人観光客の間にウィンウィンの関係を築く方法を探求しなければなりません」と述べました。
最近の報道によると、レストランやテーマパークなどの観光地では「二層式」料金体系が存在し、日本人と外国人で料金が異なることがあるといいます。
アサノ氏は、「日本の寿司屋やホテルの料金も上昇しているため、日本人は国内観光を楽しめなくなっていると感じることがあります」と話しました。
「日本人と国際観光客の間には、味や好みの違いがあるはずです。国際観光客向けの商品やサービスには、料金の違いが必要です」と付け加えました。
2024年の1月1日から11月30日までに、約3340万人の旅行者が日本を訪れたと、政府の予測が伝えています。その中には、約300万人のアメリカ人も含まれています。
アサノ氏によると、2023年の訪問者数は3600万人に達しました。日本は今後5年間でこの数をほぼ倍増させる計画があると述べました。
「2030年には6000万人の目標を達成したい」と意欲を示しました。
日本観光庁によると、富士山には毎年20万人から30万人が登りますが、最近では「ゴミ山」と呼ばれることもあります。
観光客からは、日本でゴミ箱の数が少ないとの声も上がっていますが、アサノ氏はそれについて「テロ対策の一環で、ゴミ箱の数は限られている」と説明しました。
「観光地を訪れる方々に我々のマナーを共有する必要があります」とアサノ氏は強調しました。
観光客には、自分のゴミを持ち帰ることを理解してほしいと語りました。
『旅行』は単なる観光だけでなく、文化や価値を共有する良い手段です。
アサノ氏は、「国際観光客には、日本の文化や聖地、特定の場所についてもっと知ってもらいたい」と述べました。
また、「聖地に対する楽しみ方や伝統を共有する方法を提案したい」と締めくくりました。
画像の出所:foxnews