Tue. Sep 23rd, 2025

トランプ政権は、ニューヨークに拠点を置くイランの外交官がコストコなどの卸売クラブでの買い物や、豪華品の購入を特定の許可なしに行うことを禁止しました。

アメリカ合衆国国務省は、「我々はイラン政権が、経済的な孤立に苦しむイラン国民が貧困、陳腐化したインフラ、および水や電力の深刻な不足に直面している間に、ニューヨークで買い物をすることを許可しない」と述べています。

今週発表される予定の連邦官報に掲載される通知では、国務省の外交業務局が、卸売クラブの会員資格や、時計、毛皮、高級品の購入が「特典」と見なされ、アメリカ政府の許可が必要であることを明示しています。

対象となっているのは、イランのみです。コストコなどの店舗は、イランの外交官がニューヨークを訪問する際の人気の場所であり、大量に購入した製品を自国に送ることで、比較的安価に手に入れることができるため、設けられた制限です。

国務省は、「国連での外交旅行を利用して、イラン市民が入手できない商品の取得をイラン政権関係者が行うことを防ぐことで、アメリカはイランの人々と共に立つという明確なメッセージを送っている」と述べました。

この動きは、トランプ政権によるビザに関する厳格化の一環であり、国連を代表するリーダーや外交官に対する制限を進めています。今週、各国の首脳が国連総会に集まる中、実施されたこの新たな制限は、イランの外交官に常時適用されます。

月曜日にオンラインで発表され、火曜日に印刷される予定の決定事項によれば、イランの外交官およびその家族は、コストコやサムズクラブ、BJ’s Wholesale Clubなどの卸売クラブストアでの会員資格を取得する際、国務省の許可を取得する必要があります。

さらに、イランの外交官は1,000ドル以上の豪華品や60,000ドルを超える車両の購入にも許可を受けなければならないと、外交業務局のトップであるクリフトン・シーグローブスが述べています。

豪華品に定義されるアイテムには、時計、革製品、シルク製品、毛皮、手袋、財布、香水、化粧品、美術品、骨董品、絨毯、宝石類、貴金属、電子機器などが含まれます。

米国の当局は、今月初めにこの制限を検討していると発表しました。この制限は、イランに対して特に厳しいものとなっています。

トランプ政権は、パレスチナの指導者マフムード・アッバスやその大規模な代表団の国連総会出席を拒否したことも報告されています。また、スーダン、ジンバブエ、ブラジルからの代表団に対する制限も検討されています。

画像の出所:nbcnews