ウクライナ出身の21歳の力士、青錦新(アオニシキ アラタ)が、日本の相撲界で注目を浴びている。彼は8月に、モンゴル出身の横綱、鳳翔龍(ホショリュウ)を破るという偉業を達成した。
横綱は日本相撲界で最高位の称号であり、青錦新はこの地位にある力士と対戦し勝利を収めた。彼は10月の記者会見で、自身のスポーツにおける成長について多くを語った。
他のウクライナ人が戦争についての支援を公に呼びかける中、青錦新は主に相撲の話に集中した。彼は現在、日本の厳格な相撲の世界に身を置き、食事やトレーニングの習慣、日本語の習得について話した。また、彼は6歳の時、ウクライナのビニツィアで相撲に触れたことが自身のキャリアにどれほど影響を与えたかについても触れた。
「私の国は非常に厳しい状況にありますが、私は相撲取りなので相撲について語りたいです」と彼は日本語で話した。
また彼は、「私の家族は今ドイツにいて、安全です」とも述べた。質問が再度戦争や彼の日本での高い地位について向けられると、彼は「ウクライナの人々が私の相撲を観て何らかの励ましを得られることを願っています」と語った。
ウクライナはオリンピックレスリングの伝統が強く、東京オリンピックではジャン・ベレニクがグレコローマンスタイルで金メダルを獲得している。
青錦新は2019年のトーナメントで日本の力士と友達になったことをきっかけに2022年に日本に来た。彼は日本に来て以来、ウクライナには帰国しておらず、自身の故郷を訪れることを望んでいる。
「私は生まれ育った場所であり、知っている人々がたくさんいます。チャンスがあれば、ウクライナを訪れたい」と彼は語った。
さらに、彼は日本のパスポートを取得することにも興味を持っていると述べた。
彼のレスリング技術や筋力について質問されると、彼は460ポンドのベンチプレスが可能であると語った。
体重に関する質問もあり、彼は275ポンドの体重であることを明かした。これは多くの力士が330ポンド以上、あるいはそれ以上ある中では軽い方だという。
「私の体重は他の力士に比べて少し軽いです。可能であれば、さらに22ポンドほど増やしたいですが、簡単なことではありません。もっと食べるのが難しいので、実際に食事を増やすのは痛みを伴う」と彼は語った。
画像の出所:milwaukeeindependent