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最近の猛暑がデンバーに戻ってきたことに戸惑っている方々も多いことでしょう。植物がしおれたレタスのようになり、草がパサパサになっているのはあなただけではありません。

この夏の最後の時期に、シーズンを重ねたガーデナーでも散水設定に疑問を抱くことがあります。しかし、慌てる必要はありません。デンバー植物園の園芸学副部長であるマイク・ボーン氏は、「コロラドでは、熱と干ばつは自然の現象です。植物がストレスを受けるのは完全に自然です。私たちの先住草原も、熱波の間に休眠する傾向があります」と語ります。

そんな中で、ボーン氏が提案する、猛暑を乗り切るための7つのヒントをご紹介します。

1. 涼しい時間に水をやる。
植物を救おうと昼間の水やりに急かされることが多いですが、実はそれが植物にとって最悪の行為だとボーン氏は警告します。 「暑いから水をやるべきだと考える人が多いですが、それは逆効果です」と彼は言います。昼間に水をやると、余分な湿度を生んでしまい、逆に植物を熱くします。代わりに、朝の早い時間や夕方の涼しい時間に水をやりましょう。そうすることで水の蒸発を抑え、植物を傷めることなく必要な水分を与えることができます。

2. 散水の頻度を慎重に調整する。
通常の水やりのスケジュールが、最も暑い時期には一時的に強化される必要があります。普段は週に2回水をやる場合、暑い日には3回目を追加することを検討しましょう。ボーン氏は「気温が下がるときには通常のRoutineに戻ることを忘れないでください」とアドバイスしています。自生する植物の中には、ロッキー山コロンバインやレッドオジアドッグウッドのように水分を多く必要とするものもあり、スポット散水が効果的です。

3. 植物の信号を読み取る。
しおれた葉が見えるからといって、必ずしも干ばつを意味するわけではありません。ボーン氏は「熱にさらされている植物と過剰に水を与えられている植物の症状は非常に似ています」と指摘します。どちらのストレス状態も、水分を吸収する根毛を殺してしまうため、植物が適切に水分補給をすることができなくなります。水はけの悪い土壌は酸素を排除し、悪臭を伴うことが多い一方で、干ばつのストレスはひび割れた乾燥した土壌を伴います。この二つの違いを見分けることで、ガーデンが困っているときに間違った行動を避けられます。

4. 地面のカバーを保つ。
庭の手入れをする微妙な誘惑が、暑い時期には逆に悪影響を及ぼすことがあります。「大きな葉が地面を覆うことで、湿気を土壌と植物の根に閉じ込める効果があります」とボーン氏は説明します。雑草さえも、土壌を保護し、根を冷やすためのバリアとして機能します。秋になるまで清掃作業は待ってください。

5. 大切な植物のために一時的な日陰を作る。
大切なピオニーが焦げるのを防ぐ最も簡単な方法は、一時的な日陰を設けることです。やや奇妙に見えるかもしれませんが、布や傘、テントなどで日陰を作ることで、他の植物に比べて熱に耐性がない植物を保護できます。

6. コロラドに適応した品種を選ぶ。
人気のある植物、例えばホスタや日本のアネモネなどは、湿度の高い気候から来たため、私たちの州ではうまくいかないことがよくあります。ボーン氏は「エキナセア(コーンフラワー)は乾燥に強い植物として知られていますが、市場に出回っているものの多くは湿った草原やコロラドほど乾燥していない場所から来ています」と指摘します。その代わりに、ネイティブエキナセア・アングスティフォリア(細葉コーンフラワー)や、私たちの天候に耐えるために作られた他のローカル適応品を選ぶことをお勧めします。

7. 自然な植物の反応を受け入れる。
午後の暑さの中で植物がしおれているのを見ても、過剰反応しないようにしましょう。「植物がしおれるのは乾燥の自然な反応です」とボーン氏は言います。「大抵は夜間に回復します。」植物の茎が最も酷い環境を乗り切るための昼寝を取っていると思って、冷えた気温に回復する時間を与えましょう。おそらく、日没後にはずっと良い状態に戻るでしょう。

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