ファンタスティック・フェストが20周年を迎え、9月18日から25日の間、オースティンのアラモ・ドラフトハウス・サウス・ラマーで開催される。
このフェスティバルでは、45本のワールドプレミアを含む、ジャンルフィルムのラインナップが揃っている。
ホラー、ファンタジー、SF、アクションジャンルを幅広く網羅したプログラムを展開し、過去には「パラサイト」や「ジョン・ウィック」などの名作を世に送り出してきた。
今年のラインナップもその伝統を継承するものとなっている。
特にホラーやアクションを重視したラインナップには、今年も注目の作品が多く揃っている。
ソニー・ピクチャーズからは、「シス: 復讐への道」というタイトルの続編が登場し、アクション満載の体験が期待されている。
また、ユニバーサル・ピクチャーズとブラムハウスが共同制作する「ブラックフォン2」の世界初上映も予定されており、緊迫した物語が続く。
ライオンズゲートは「ザ・ストレンジャーズ – チャプター2」の世界初上映を行い、マスクを被った殺人者の過酷な帰還を予告している。
一方、ダコタ・ファニングが主演する「ビシャス」は、現実が歪む恐ろしい悪夢を探求するホラー映画で、パラマウント・ピクチャーズからの上映が予定されている。
また、A24の「レッグス・キック・ユー・トート」というエネルギッシュな作品も、ローズ・バーンとともに出演者にコナン・オブライエンやクリスチャン・スレーターが加わる。
ファンタスティック・フェストは、オープニングナイトとクロージングナイトの映画も特集している。
オープニングを飾るのは、パラマウント・ピクチャーズの「プライメイト」のワールドプレミアだ。
この映画は、南のリゾート地を恐ろしい原始的な悪夢に変えることを約束しており、ジョハネス・ロバーツが監督を務め、ジョニー・セクォヤとアカデミー賞受賞者トロイ・コッツァーがキャストに名を連ねている。
クロージングフィルムとしては、インディペンデント・フィルム・カンパニーとシャッダーからの「ウィスル」が高い注目を集めており、古代アステカの死の笛を解き放った高校生たちが命を懸けて闘うストーリーが描かれている。
また、ファンタスティック・フェスト20周年を祝う特別イベントも盛りだくさんで、オープニングナイトのパーティーはシャッダーが主催し、中世のヘヴィメタルバンド「キャッスル・ラット」のパフォーマンスが行われる。
クラシックホラーを愛するファンたちは、「ハラーの巨匠たち」の20周年を祝うセッションに参加でき、ミック・ギャリス、ドン・コスカレリ、アーネスト・ディッカーソンとの対談も予定されている。
このフェスティバルでは、映画制作者を支援する新たな取り組み「ファンタスティック・ピッチ」も始まり、10万ドルの資金提供が行われる。
また、演技に才能を発揮したい方には、中世のドラッグショーが行われ、ルイジアナ・パーチェスがホストを務め、ファウンド・フッテージ・フェスティバルのライブイベントも楽しむことができる。
画像の出所:statesman