サンフランシスコのマリーナグリーンで、世界最大の三足犬の年次ミートアップが日曜日に戻ってきました。このイベントは、感動とユーモアに満ちたアミプテー犬の祝典として称賛され、観客たちはその様子を「エムバークダーロ」と名付けて楽しみました。
今年で16回目を迎えるこのピクニックには、70匹の三足犬が参加し、素晴らしい衣装をまとった愛犬たちが集結しました。特に注目を浴びたのは、レッドカーペットと三足犬ファッションショーという新たな試みでした。
三足犬のオリーブは、海賊の衣装を身にまとい、ドクター・フック風の義肢で登場しました。オリーブは片目も失っており、彼女の飼い主ジェスさんは「オリーブは自分のものではないおもちゃを守っていて、犬に噛まれて目を失いました」と語りました。彼女にぴったりの衣装だと感じたそうです。
また、この日はサンフランシスコの名所「49マイルドライブ」のすぐそばでイベントが行われ、三足犬とカモメのコンビも観客の目を楽しませました。
他にも、明るい黄色のモヒカンを持つ保安官風の犬や、郵便配達員の衣装を着た犬も登場し、その個性的なコスチュームが会場を盛り上げました。
今年の三足犬ピクニックには、前年の94匹の記録には届かなかったものの、多くの三足犬が集まり、「私たちが最初にこんなに多くの三足犬を集めたのです」と主催者のフランニーパニさんは語ります。
参加した犬たちの中には、片足を失っただけではなく、盲目や耳の聞こえない犬、車椅子を使っている犬など、さまざまな障害を持つ犬も含まれました。
イベントの様子は、約6分間の動画として公開されており、70匹の注意を引く三足犬を一堂に集めるのは簡単なことではなかったようです。特に、フレンチブルドッグのコービーは、泡を追いかける姿が印象的で、驚くべきジャンプ力を見せつけました。
中でも、バセットハウンドのゼルダは感動的な三足犬の物語を持っています。ほとんどの犬たちは交通事故で足を失ったのですが、チリは野良犬時代に銃で撃たれ、片足を失いました。彼の同行者ギャビーさんは「彼は子犬の頃に撃たれてしまったのです。手術を試みましたが、結局切断することに決めました」と語ります。今ではチリは幸せに暮らしているとのことです。
ラッセンという犬は、なんと四匹の三足犬が住む家族で育てられています。犬の飼い主セリン・ダーレンさんは「テキサスから来た犬もいます。骨折した脚を持っていたので手術を受けました」と説明しています。彼の家族は、一般的に好まれない三足犬を受け入れ、里親を探す活動にも努めています。
サンフランシスコ近郊のロケットドッグレスキューやマットビルでは、三足犬を里親にするための活動も行っています。ロケットドッグレスキューの創設者パリ・ブーシェさんは「私たちは誰をも救います。三足犬でも片目でも関係ありません」と言います。
このピクニックでは、DJジャスティン・クリーディブルが犬をテーマにした曲を流し、「アトミック・ドッグ」や「あなたは私の親友」といった作品が披露され、楽しい雰囲気を盛り上げました。
また、サンフラワーペットサロンは、来場者に無料の爪切りサービスを提供しました。
多くのボランティアとスポンサーのおかげで、イベントは成功裏に終了しました。フランニーパニさんは、「ペットフードエクスプレスが私たちのステージをサポートしてくれました」と述べつつ、参加した三足犬のために温水プールを準備してくれたパシフィカのレックスセンターにも感謝の意を表しました。
画像の出所:sfist