Wed. Aug 13th, 2025

元オリンピアンの橋本聖子と有森裕子がそれぞれ日本オリンピック委員会(JOC)と日本陸上競技連盟(JAAF)の新会長となり、スポーツ界での新たなリーダーシップの時代を迎えています。

JOCの新会長選出は、2025年6月26日に行われた理事会での投票によって決まりました。

先代の会長である山下泰裕の後任を決める選挙では、元日本サッカー協会会長の田島幸三と、現JOCの副会長であり日本バスケットボール協会会長の三津屋佑子が最終候補者となりました。

これは、JOCがその歴史の中で初めて行った選挙です。

山下は2023年10月に頚椎手術を受けて以来、仕事に復帰できていません。

橋本聖子(60歳)は、参議院議員であり、自由民主党に所属し、2年間の任期でJOC会長に選ばれました。

彼女は、JOCのトップに就任した初の女性です。

一方、2025年6月26日には、有森裕子(59歳)がJAAFの新会長に選出され、こちらも初の女性会長となります。

両者は新たな役割において、スポーツのガバナンスと管理に関する豊富な経験を活かすことが期待されています。

橋本は、2006年から2019年まで日本スケート連盟の会長を務めた他、2021年2月から東京2020組織委員会の会長としてパラリンピックの閉幕まで従事したほか、オリンピック担当大臣としても活動していました。

彼女は、冬季大会でのスピードスケートと夏季大会でのトラックサイクリングを含む、7度のオリンピックに出場した経験も持っています。

一方、有森は女子マラソンで2度のオリンピックメダリストであり、2021年にはJAAFの副会長に就任しました。

新たな役職に向けた思いを語る橋本は、「JOCの歴史において初めての選挙で選ばれたことを光栄に思う」と述べました。

「自分の原点を忘れないよう、謙虚に職務を果たしていきたい」とも語りました。

橋本は1992年のアルベールビル大会で女子1500メートルで銅メダルを獲得した選手であり、JOCは今後の目標についても明言しました。

「JOCのミッションは、再びオリンピックとパラリンピックの開催を目指し、世界に対して競技が平和の象徴であることを示すことです」と述べました。

有森も新会長としての役割を引き受けたことで、今後の陸上競技の人気向上に向けた意欲を示しています。

彼女は、「陸上競技を魅力的にし、人々がもっと愛し楽しめるように努力します」と報道陣に語りました。

また、「スポーツは人々に生きる希望と平和を見出す手助けができると学びました」ともコメントし、陸上競技を通じて重要な価値を見出す役割を果たす考えを示しました。

一方、野球界では大谷翔平が5年連続のMLBオールスターゲーム出場を果たしました。

ロサンゼルス・ドジャースの指名打者である大谷は、6月26日までのファン投票で3,967,668票を獲得し、アメリカンリーグの先発選手に決定しました。

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、「ファンたちから愛されている、彼が最高の選手である」とコメントしました。

一方、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは、ファン投票で4,012,983票を獲得し、アメリカンリーグ外野手のリーダーとなりました。

これにより、大谷とジャッジは自動的にオールスターの先発ポジションに選ばれました。

なお、各ポジションでのファン投票の結果に基づき、各ポジションの上位2名、外野手ではトップ6が次の段階に進むことになります。

オールスターゲームの完全なロースターは7月6日に発表される予定です。

一方、陸上競技の女子やり投げのオリンピック及び世界チャンピオンである北口榛花選手が、右肘の怪我により109回日本国民大会を欠場します。

北口は、右肘に内側上顆炎を抱えており、一般的にはゴルファー肘として知られるこの病状は、前腕と肘をつなぐ腱に痛みと炎症を引き起こします。

休息が痛みを軽減する可能性がありますが、2025年の世界陸上選手権は9月19日と20日に東京国立競技場で予定されています。

最近の競技では、北口はチェコ共和国のオストラバで行われた64回オストラバゴールデンスパイクで63.88メートルの記録で2位となり、セルビアのアドリアナ・ビラゴスが64.87メートルで優勝しました。

その一方で、体操界では、オリンピック金メダリストである橋本大輝選手が、キクチ病の可能性があると診断されました。

彼は2025年6月23日に行った血液検査の結果を受けて、この病気の症状が示されていると発表しました。

この病気は、首に良性のリンパ節腫脹や軽い発熱、寝汗を伴うことが多いです。

橋本選手は、「高校生の時にも同様の症状がありましたが、再発ではないかと言われました」と述べました。

彼は引き続き医師と相談し、回復に向けた対策を講じる考えです。

2020年東京オリンピックで男子オールラウンドと横棒での金メダルを獲得した橋本選手は、2024年パリオリンピックでもチームの銀メダル獲得に貢献しました。

2022年と2023年には、リバプールでの世界選手権とアントワープでの世界選手権で男子オールラウンド決勝の金メダルを獲得しました。

アイスホッケー界では、2025年10月に新たな2部リーグ「XHL(エクストリームアイスホッケリーグ)」が開幕します。

日本アイスホッケー連盟は、6月27日にこの情報を発表しました。

XHLでは、東京ワイルズ、名古屋オルケスおよび滋賀ブルーライズの3チームが初シーズンに参加します。

この新リーグは、選手や審判の育成、スポーツの普及、地域振興、観客体験の革新を目指す挑戦リーグです。

XHLは、アジアリーグアイスホッケーの下部リーグとして運営されます。

開幕戦は滋賀県で2025年10月12日に行われ、3チームはラウンドロビン形式で18試合を戦う予定です。

最終戦は2026年3月22日に東京で行われる予定です。

最後に、今週の名言として「今回の試合は多くの選手にとってリーグワン以上の試合が初めてで、高いレベルのゲームです」と、ジョン・エディー監督が語りました。

画像の出所:japan-forward