世界ランキング1位の日本と7位のアメリカが、中国・成都で開催された世界ゲーム男子ソフトボール競技において、雨のためにメダルゲームが中止された結果、金メダルを共有することとなりました。
6位のカナダと2位のベネズエラは銅メダルを獲得しました。
日曜日に予定されていた2つのメダルゲームは、早朝の激しい雨により中止され、結果として金メダル2つと銅メダル2つが授与されました。
日本にとって、この金メダルは1999年と2019年に続くメジャー国際大会での初タイトルを意味します。
日本のヘッドコーチ、江口真司は「すべての国際大会は私たちにとって非常に貴重な時間です。勝てたことは大変名誉なことで、とても嬉しいです。違った形で勝ちたかったですが、どうしようもありません」と述べました。
アメリカにとっても、このタイトルは1988年カナダ・サスカトゥーン以来のメジャーな国際男子ソフトボールイベントでの初優勝を意味します。
アメリカのヘッドコーチ、ロン・ハケットは「私たちがこれまでに費やしてきたすべてが実を結んだ気持ちです。2015年からプログラムに関わっており、多くの若い選手がここにいます。2019年からヘッドコーチになり、素晴らしい旅をしてきました。このメダルが欲しかったのは確かですが、欲しかった形とは違います。それには私たちには制御できない点もあります」と語りました。
銅メダルはベネズエラとカナダが分け合う形となりました。
ベネズエラのヘッドコーチ、デリオ・ロペスは「2008年の北京オリンピックで女子チームを指導したときが一番の満足感だと思っていましたが、カナダでのワールドカップとこの大会の二つの優勝が最高です。期待されていませんでしたが、帰国できるのは大きな成果です」と言いました。
カナダにとっては、先月のワールドカップでの残念な結果からの復帰を意味し、引退するヘッドコーチ、ジョン・スチュアートにとってはふさわしい送別となりました。
スチュアートは「選手たちはとても嬉しそうです。ここまでの長い旅で国際大会にも出場し、メダルを持って引退できることを誇りに思います」と述べました。
1976年のWBSC男子ソフトボールワールドカップ以来、大雨によりメジャー男子ソフトボールイベントが完了できなかったのは今回が初めてで、その際はカナダ、ニュージーランド、アメリカに共同で優勝が授与されました。
また、今大会の最優秀選手には、ヒロキ・イケダが選出され、オールワールドチームが発表されました。
さらに、日本とアメリカは、2025年の世界ゲーム男子ソフトボール金メダル決勝で再び対戦することが予定されています。
画像の出所:wbsc