ポートランドの寿司が現代に入った瞬間を考えると、2008年の終わり頃が挙げられます。この頃、南東28番街にある高級寿司店「Masu」が「Bamboo Sushi」に変わり、世界初の認証持続可能性寿司レストランとなりました。
この変革により、Bamboo Sushiは魚の産地や捕獲方法を明確にする多くの先駆者となり、ポートランドの寿司文化に新たな風を吹き込みました。
この店舗で働いていたシェフたちは、その後、独自の寿司レストランやフードカートを開くことになります。
その中の一人であるライアン・ロードハウスは、ポップアップからレストランに移行し、創造的な日本料理に焦点を当てた「Nodoguro」を立ち上げました。
ここでは通常、食事の最後に握り寿司のフライトが提供されるなど、独特な体験ができますが、Nodoguroは寿司専門店ではなく、それが反映された結果、料金は一人当たり250ドルということもあります。
しかし、ポートランドの生魚ファンにとっては、予算内で美味しい寿司を楽しむ選択肢もあります。今回は、価格帯やカテゴリーに応じたおすすめの寿司レストランを集めてみました。
まずは、手頃な寿司を求める方には「Kashiwagi」をおすすめします。
2019年に閉店した「Sushi Takahashi 2」の元シェフである田川武雄氏が、新たな店舗「Kashiwagi」として蘇り、リーズナブルなロールや握り、弁当を提供しています。
ここは旧「La Panza」のスペースで、心地よいダイニングルームや小さなマーケットがあり、ジャズアルバムアートや「Sushi Takahashi 2」で使用されていた模型列車が飾られています。
また、コロナの影響を受けたコンベアベルト寿司のファンの方には、北東ポートランドの「Chiyo」、「Ohana」、「Hada」といった、共有オーナーシップの3件がおすすめです。
さらに、大きな食欲を持っている方には、「Hamono」の100ドルの食べ放題寿司体験が、特にトロのコストパフォーマンスで見逃せません。
次に、おすすめの寿司フードカートは「Yoshi’s」です。
ここでは、元Bamboo Sushiのシェフ、池田佳志氏が、明るい緑のカートで本格的な寿司を提供しています。
新鮮なご飯が毎日作られ、海の生ハマグリの握りは香り高い柚子マーマレードが添えられています。
フワフワの玉子焼きも提供され、ロールものはミクログリーンや自家製のピクルスしたハラペーニョで飾られています。
また、「Yoshi’s」はポートランドの初めての寿司カートではなく、セルウッドの「Zenbu」もほぼ10年間カートとして運営していました。
友達や家族と一緒に楽しむには「Miyamoto」が最適です。
ここでは、エビ天ぷらとカリフォルニアロールをお供にしながら、隣接するクラフトビールバー「Roscoe’s」から飲み物を注文することができます。
寿司のクオリティは良好で、週に一度訪れるのにふさわしい場所と言えます。
地元の家族は月曜から木曜の午後4時から6時のハッピーアワーを狙って訪れることがよくあります。
また、ロイド地区にある「Bluefin Tuna & Sushi」は、可愛らしい丸いてまりスタイルの握りで知られる韓国チェーンの最初のポートランド店舗です。
「Saburo’s」も多くのファンが抱える有名家ですが、そのボリューム満点の握りには賛否があります。
「Murata」はポートランドにおける伝統的な寿司の代表格です。
1988年にオープンし、今もポートランドのベスト寿司レストランの一つとして知られています。
ビジネスランチやデート、素早いディナーに最適で、特に秘伝の生のウニや特製のにぎりが堪能できます。
ここでの体験を最大限に楽しむには、事前の予約が求められます。
「Takahashi」も魅力的で、かつての「Sushi Takahashi 1」および「2」で知られるシェフの店舗ですが、新しいオーナーシップのもと、その魅力を残しつつ営業しています。
ポートランドの寿司シーンにおける大きな変化の一つは、「Nimblefish」に見られます。
今や、市内での最高の寿司体験として、125ドルで4つの小さな前菜、13ピースの握り、お味噌汁、デザートが含まれています。
ここでは、Edoスタイルで塩や醤油で調理された新鮮な魚が提供されるため、寿司の質は非常に高いです。
最後に、ポートランドで最高の寿司と呼ばれる「Nodoguro」は、Sousaku Ryoriと呼ばれる、日本料理の中でも規則を打ち破るスタイルを採用しています。
ここでは、旬の食材を使った丁寧に仕上げられた料理が味わえ、毎月のテーマに基づいたメニューが用意されています。
一人当たりの料金は250ドルで、チップ込の価格ですがドリンクは含まれません。
また、この場合は、完璧にスライスされた平目の刺身や巧妙な太巻き、握りのフライトがセットになっています。
このように、ポートランドの寿司文化は日々進化しており、様々な価格帯にわたるレストランの選択肢が広がっています。
それぞれのレストランには独自の魅力と体験がありますので、予算や気分に合った場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
画像の出所:oregonlive