Fri. Oct 3rd, 2025

セレンバン(マレーシア) – ニュージーランドは日本を68-64で下し、2025年FIBA U16女子アジアカップの決勝進出を決めた。

2023年の銅メダリストであるニュージーランドは、両面でのプレーで成長と成熟を示し、敵に譲らないパフォーマンスを見せた。

今回の対戦に先立ち、ニュージーランドはグループフェーズで12点のリードを保持していたにもかかわらず、日本に76-72で敗れたことがある。

今回はその再戦で、日本のミヤ・タケウチが反撃の要となり、ニュージーランドは16点のリードを保持したが、試合の最後の5分間にはわずか2点差、55-53に迫られた。

それでも、コーチのリアム・コネリーはチームに求めたものを発揮させた。

「私たちにとって重要だったのは、守備です」とコネリーは語った。「日本は素晴らしい攻撃チームですが、64点に抑えられたことは、選手たちの努力を証明するものです。」

アヴァ・ジョーンズは、三ポイントシュートで重要な得点を挙げ、シエンナ・モーリスはフリースローレーンで着実な存在感を示し、敵のファウルをうまく利用した。

モーリスは、インターセプト後に速攻で得点を決め、残り1分を切ったところで67-61とリードを広げた。

日本はモモカ・カジによって再び3点差に迫ったが、その後のニュージーランドの守備が光り、試合終盤には24秒のショットクロック違反を誘発した。

チャリス・ブラウトンは、残り2秒でフリースローを1本決め、ニュージーランドにとっての大きな勝利に繋がった。

これにより、ニュージーランドは初のアジアカップ決勝進出を果たし、現在3連覇中のオーストラリアと対戦することが決まった。

コネリーは「歴史を作りたいという会話を最初にしました。私たちがここまで来るためには、そのプロセスが重要です」と述べた。

「選手たちには、その点を理解してもらっています。アジアカップ決勝に進出できたことは、私たちにとって素晴らしいことですし、次の世代にも刺激を与えられればと思っています。」

ジョーンズとモーリスはそれぞれ15点を挙げ、エミリア・アイリーは12点と6リバウンド、2ブロックを記録し、シャマール・ブラウトンも10点を加えた。

一方、日本のタケウチは23点、4リバウンド、7アシストを記録し、チームの大半の得点を担ったが、ニュージーランドにはより多くの選手が頼れた。

日本はこれで初めて決勝戦進出を逃したが、今後、中国との銅メダル決定戦に臨む予定である。

この対戦は、過去のアジアカップで優勝した2チームによる再戦となる。

画像の出所:fiba