秋がシカゴに幕を下ろすと、葉は燃えるような色彩に染まり、パンプキンスパイスの香りが漂い、オープンハウス・シカゴが市の隠れた扉を開く準備を整える。
今年は、オープンハウス・シカゴの15周年を迎え、さらなる新しいロケーションやトランジットプランも登場する。
約210の施設が25のシカゴの地区にわたって参加し、30以上の新たなスポットも含まれている。
昨年に引き続き、KOVAL Distillery、Ramova Theatre(ブリッジポート)、Farm on Ogden、Walt Disney House & Birthplace(ハーモサ)、そしてダウンタウンのFine Arts Buildingなどの名所もオープンする。
さらには、オープンハウス・シカゴの週末に40以上のプログラムやアクティビティも開催される。
参加者は、5つのカテゴリー(インテリア、エクステリア、ディテール、白黒、人物と建物)から選ばれた作品を提出することのできるOHCフォトコンペにも参加でき、選ばれた作品は2025年11月にシカゴ建築センターで開催される「Framed Views: OHC Photography」展で展示される。
多くの選択肢があるオープンハウス・シカゴの中から、どのスポットを訪れるべきかを決める手助けとして、今年の注目すべき5つの建物を紹介する。
最初は、Electrical Audio(2621 W Belmont Ave)で、10月19日の午前10時から午後5時を予定している。
この世界的に有名な録音スタジオを訪れ、有名なミュージシャンたち(アンドリュー・バード、フー・ファイターズ、セイント・ヴィンセント)の足跡を辿ることができる。
1990年代に故スティーブ・アルビニによって現在の姿に改装されたElectrical Audioは、シカゴの独立系バンドや国際的なチャートの首位に登り詰めるアーティストたちの創造の拠点となっている。
オープンハウス・シカゴでは、初めてスペースのガイドツアーが提供され、牛乳販売所、シルクスクリーンショップ、ピンボール倉庫としての過去を持つこの場所を15分ごとに巡ることができる。
次に、Chicago Magic Lounge(5050 N Clark St)、10月18日午前10時から午後5時、19日午前10時から午後3時の間に訪れることができる。
この場所は、1940年代のクリーニング店を改装して作られたアールデコスタイルのパーラーであり、建物の昔のクリーニング店のファサードが復元され、近くでマジックを楽しむために設計されたバーが特徴的だ。
小グループでのツアーが行われ、ガイドが建物のアーティファクトやポスター、エピメラ、そしてアーキテクチャーの詳細について掘り下げる。
さらに、Seventeenth Church of Christ, Scientist(55 E Wacker Dr)も見逃せない。
この7階建ての構造物は1968年以来、この宗教団体の本拠地であり、ブリュタリストスタイルの建物で滑らかなトラバーチンパネルが外装されている。
訪問者は、ギリシャの劇場を模した壮麗なアウディトリアムを見学し、3,316パイプのエオリアン・スキナーオルガンの驚異に心を奪われることでしょう。
次は、シカゴ・ボード・オブ・トレードビル(141 W Jackson Blvd)。
金融地区の宝石ともいえるこの建物は、1930年に完成し、35年間シカゴで最も高い建物であった。
金メッキされた壮大なロビーと、穀物の女神ケレスを象った30フィートの像は、ラ・サール通りとジャクソン通りの角に位置し、観光客に特に人気の特徴である。
訪問者はまだ発表されていない体験型要素からツアーが始まり、1階のロビーや広大な地下金庫の見学が続く。
最後に、Grand Ballroom(6351 S Cottage Grove Ave)。
10月18日と19日の午前10時から午後5時にオープンし、木曜日には多くの人々を魅了した舞台が待っている。
ウッドローンのグランドボールルームはジャズエイジにさかのぼり、南側の目的地として知られていた。
元々シンデレラボールルームと呼ばれ、スリッパやカボチャのモチーフが舞踏会の床や照明器具に散りばめられている。
シンデレラの馬車を模したスカロップシェルが舞台の中心となり、訪問者は建物の自分に合ったツアーを楽しむことができる。
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