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日本の主要自動車メーカーが水素技術への投資を進めており、電動自動車(EV)の普及が進む中、新たなハイブリッドSUVを発表することで競争が激化しています。

特に、マツダはこれを機に自身のハイブリッド車への進出を図る意向を示しています。

日本の自動車市場において、ハイブリッド車は依然として重要な位置を占めており、特に内燃機関に信頼を寄せる消費者の中で存在感を示しています。

一方で、マツダの新型EZ-60の登場により、さらなる競争が始まる見込みです。

EZ-60は、中国市場向けに開発されたクロスオーバーSUVで、発表からわずか数日で1万件以上の予約が入り、その後の3ヶ月間には予約数が3倍に増加しました。

このモデルは、全電動版とレンジエクステンダーハイブリッド版を提供しており、水素仕様はありませんが、MIJ(マツダインターナショナルジャパン)による高級感のあるデザインと先進技術が特徴です。

EZ-60のデザインは、マツダのアラタコンセプトからインスパイアされており、鋭いラインと分割型LEDライト、密閉グリルが特徴です。

内部には26.5インチのデジタルディスプレイ、100インチのARヘッドアップディスプレイ、デジタルサイドミラー、23スピーカーのオーディオシステムが組み込まれており、ラグジュアリー感を演出しています。

この高級SUVは、中国での発売が2023年9月に予定されており、欧州市場向けのモデルも待たれています。

価格はまだ発表されていませんが、中国のEZ-6は159,800元から181,800元(約22,300ドルから25,400ドル)で販売されています。

欧州版のCX-6eが€44,900(約52,500ドル)で登場予定であることを考えると、EZ-60も同様の価格帯になると予想されます。

マツダは、EV専用の新型モデルを2027年に自社開発する計画も発表しており、これにより水素が将来的に支配的な役割を果たす可能性を見据えています。

この新型EVは、パナソニック製のバッテリーを使用し、従来の内燃機関やハイブリッド車のラインと共に生産される予定です。

日本の自動車メーカーは、この強力な電動化の動きにより、脱炭素社会へ向けた道筋を確立しつつあります。

水素技術の進展により、今後の自動車市場がどのように変化していくのか、業界関係者の注目が集まっています。

本記事は企業に関するイベントを報告するものであり、特定の意見やトレンドを促すものではありません。また、投資アドバイスや推奨を行うものでもありません。

画像の出所:ecoportal