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ニューヨーク市民の34%しか生活の質を「非常に良い」または「良い」と評価していないことが、最新の「ストレート・フロム・ニューヨーカーズ」住民調査によって明らかになりました。

この調査は、市民予算委員会(CBC)によって実施され、1700以上の回答が集められました。

シティの生活の質に対する評価の低下は、2017年の51%から大幅に減少していることを示しています。

CBCの委員長であるマリッサ・ショレンスタインは、「ニューヨーカーの低評価は、市が住民や企業を引きつけ、維持するための強い立場にないことを示している」と述べました。

また、「リーダーたちは、ニューヨーカーがより良い未来に向けて賢明な選択を望んでいることを聞く必要がある」と強調し、成長と機会を支える健全な財政政策を求めました。

調査によると、住民の安全に関する評価も下降しており、42%のみが自分の近所を「安全」と感じています。

夜間に一人で歩くことが安全だと感じている人の割合は、2017年の70%から59%に減少しています。

地下鉄に関しては、昼間に安全だと感じている人は50%にとどまり、夜間はわずか22%という悲惨な結果です。

市サービスについても、非難が集中しており、27%しか良いと評価していません。

これは2017年の44%からの急激な減少で、特に住宅、ホームレス問題、メンタルヘルスサービスに対する評価が最も低いことが明らかになっています。

さらに、公的支出の評価も低下しており、11%のみが政府の支出を支持しています。

これも2017年の半分の割合です。また、ブロンクスの住民はほぼすべての点で最低の満足度を示しています。

黒人とヒスパニック系のニューヨーカーは、白人やアジア人のニューヨーカーに比べて市および近所のサービスの評価が低いことも調査で明らかになりました。

特に、年収10万ドル以上の世帯の市サービスへの満足度が2023年から著しく減少しています。

市民がニューヨークを離れる理由としては、76%が「費用」、73%が「安全性」、60%が「居住空間の不足」と挙げています。

ただし、地域の公園や都市内の移動の容易さといったいくつかの生活の質指標は2017年のレベルに回復しています。

図書館、消防保護、緊急医療サービスなどの地域サービスに対する満足度は、特にマンハッタンやスタテンアイランドで比較的高く維持されているとのことです。

また、ニューヨーカー全体の55%が今後5年間の間にニューヨークに留まる計画を立てていることも、この調査から分かりましたが、その割合は2017年からわずかに減少しています。

画像の出所:silive