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リトル東京の長年の名物であるミツル寿司&グリルが、8月31日での営業終了を発表しました。

創業は1976年、京道ドラッグストアとの共同スペースでのランチカウンターとしてスタートしたミツル寿司&グリルは、創業者である羽生盛(はなむらもり)さんとその姉によって運営されてきました。

ミツルはフル寿司バーを持ち、スパム、ソーセージ、ハンバーガーなどの朝食肉と日本のご飯を組み合わせた独自の料理、特に「ガチャ」朝食で知られています。

「ほぼ5十年にわたり、ミツル寿司&グリルはリトル東京のコミュニティの人々が集まる場所でした」とリトル東京コミュニティカウンcil(LTCC)のエグゼクティブディレクター、クリスティン・福島(ふくしま)さんは述べました。

「ミツルは日本とアメリカの食文化を融合させた象徴的な存在でした。多くのリトル東京のグループもこのレストランで会議を開いていました。」

羽生さんの家族は日本では料理人や食品加工業に従事しており、アメリカに移住することでリトル東京に居を構えました。

イセイ(初期移民)の多くと、日本語が通じる環境に身を置くことができました。

ドラッグストアが移転した後、彼らは店舗全体を引き継ぐ機会を得、レストランを開くことを決定しました。

羽生さんは、主にヘッドシェフとして、ミツル寿司&グリルを完全なレストランに拡張し、ブースやテーブルを設け、最終的にはフルの寿司バーを設置しました。

羽生さんは以前にミツル寿司&グリルを売却し、引退を目指していましたが、具体的な契約に至りませんでした。

「気持ちが複雑ですが、(妻の)ドーラと私はまだ健康ですし、最近はドーラが毎日レストランで手伝ってくれているので、今は他の場所に連れて行くのが楽しみです。そして、可能であれば釣りに戻りたいです」と羽生さんは語りました。

新たにミツル寿司&グリルを取得したのは、J-Pop Culture Café, Inc.という新しいレストラン運営会社です。

この企業は、リトル秋葉原ホールディングス、Inc.によって設立されました。

羽生さんは、この会社が持つ新しさに対して期待を寄せており、リトル東京にとって良いことになることを願っています。

J-Pop Culture Café, Inc.の共同創設者である山本信之さん(Little Akihabara Holdings, Inc.の社長/CEO)と塩田哲さん(アニメジャングルの社長)は、LTCCの8月の総会でこの移行を発表しました。

「羽生さんとは友人関係を築いてきました。」と山本さんは言います。

「彼はリトル東京コミュニティのインフラを築いてきた先駆者たちの困難や、日本コミュニティに対する深い愛情についてたくさんの話を私にしてくれました。」

「今後、私は羽生さんとリトル東京の精神を受け継ぎ、私たちの会社がリトル東京の繁栄に貢献できるよう努めます。」と続けました。

山本さんによれば、この新たなビジネスの目標の一つは「リトル東京を日本のサブカルチャーの中心にすること」です。

「私たちは常にどうすればリトル東京のビジネスや歴史を保存できるかを考えてきました」と述べています。

ミツル寿司&グリルの閉店について、福島さんは「もしミツルが終わるのなら、リトル秋葉原ホールディングスのようなグループが新しいものを創造するために参入したのは喜ばしいことです。」と語り、J-Pop Culture Caféの来年のオープンを楽しみにしています。

新しい企業はJ-Pop Culture Café, Inc.のパートナーシップにより運営され、レストラン業務の再開は2026年を予定しています。

画像の出所:rafu