Sun. Jul 6th, 2025

最近の連休におけるアメリカの現状に対する思いは様々ですが、少しの静けさとリフレッシュの時間を持つことは大切です。そこで、ロサンゼルスで私を楽しませてくれた3つの飲食店を紹介します。

まずは、バーベンジャミンです。昨夏、ハリウッドにオープンしたこのレストランは、アールデコの豪華な空間に位置しています。最初に訪れた際、バーカウンターに座れず、待機リストに名前を挙げられました。しかし、スタッフが提案してくれた月の部屋のバーに向かいました。

そこは1970年代のニューヨークの雰囲気が漂う素敵な空間でした。私たちはしばらく周辺を散歩し、バーベンジャミンからの呼び戻しを待ちました。

その後、バーベンジャミンは、下のレストランの成功を受けて、月の部屋をバー・バーベンジャミンとして再オープンさせました。質の高い木材やモスグリーンのベルベット、薄暗いシャンデリアが特徴です。

シェフには、チャン・オースティンとジェイソン・リーという二人の優れたバーテンダーが起用されました。特にリーは過去に、スイカジュースにアマーロとライムジュースを加えたサマーコクテルを作り、大変な人気を博しました。

バーベンジャミンでは、ロサンゼルスの料理をテーマにした多彩なカクテルが味わえます。メキシコ料理、タイ料理、四川料理、ペルシャ料理が見事に融合しています。

デザートにもなる甘さを持つフェセンジュン風のカクテルや、サフランとメスカルを使った明るいカクテル「ラスト・ラフ」などが特におすすめです。

次に紹介するのはフュージョンキッチンです。ミッドウィルシャーに位置するこのレストランでは、軽やかなおいしいボルシチを楽しむことができます。トマト、ビーツ、ニンジンが程よく組み合わされており、ビーフのストランドも混ざっているのが特徴です。

サワークリームを加えることで、さらに深い味わいを楽しめます。また、トーストされたライ麦パンとウクライナ文化に根差したサロ(塩豚)も一緒に提供されます。

このフュージョンキッチンは、かつてプライア・ビスタにあった「マム、プリーズ」のセカンドロケーションとして知られていましたが、オーナーは変わらずに経営を続けています。

ボルシチの他にも、優れた料理が揃っており、特にキャベツロールやポテトとマッシュルームソースをかけたペルメニが絶品です。

デザートは、メドヴィチ(蜂蜜ケーキ)を強くおすすめします。特にそのサワークリームのフロスティングは、じわじわと広がる甘さとスモーキーさが特徴です。

最後は、マニライナサルです。こちらでは、フィリピン料理の数々を楽しみましたが、スタッフから教えてもらった名物のバンガス・イナサルを選ぶのを忘れてしまいました。これは、バチルのミルクフィッシュを使用し、レモングラスやカラマンシージュースでマリネされた一品です。

ソースとして、グリーンチリとココナッツビネガーがついており、さっぱりとした食事にぴったりです。前菜には、クラッシュしやすいルンピアやタロ芋の葉をクリーミーなココナッツミルクで調理したレイングが特におすすめです。

肉料理の中では、ウルトラテンダーな牛肉を使ったカレカレもありますが、もう少しパンチの効いた味わいが欲しいところです。新たにオープンしたばかりのシルバーレイクプラザ内に位置するこのレストランは、まだ味の調整が必要なようです。

これらの場所は、ロサンゼルスでの楽しい食事と飲み会に最適です。特に、バーベンジャミンの新しい雰囲気やフュージョンキッチンの素晴らしい料理、マニライナサルの名物料理を味わうと、心温まるひとときを過ごせることでしょう。

画像の出所:latimes