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バイオリニストの松岡聖名さんとピアニストの木口裕人さんは、ウィーン音楽大学で出会い、2018年からAKAデュオとして活動しています。

現在、彼らはウィーンピアノトリオのピアニストであるシュテファン・メンドル教授と、アーティスカルテットの第一バイオリン奏者であるペーター・シュフマイヤー教授に師事しています。

AKAデュオのレパートリーは、クラシックやロマン派の文献からのバイオリンとピアノのための作品や、この二重奏のために書かれた現代作品に焦点を当てています。

2020年にはイタリアで開催されたロスピリオージ国際室内楽コンクールで、第一位と観客賞を受賞しました。

さらに、2023年3月にはピネローロ・トリノ国際室内楽コンクールで、最優秀賞と特別賞を獲得し、国際的に有名な室内楽コンクールの一つとしての評価を得ました。

2023年7月、AKAデュオは、ポーランドでの第三回国際ポーランド音楽コンクールにおいて、アジア人初の同時受賞者として、第一位、ミウォシュ・マギン賞、最佳現代音楽演奏賞を受賞しました。

この成功を受けて、彼らは2024-2025年のコンサートシーズンにおいて、ヨーロッパおよびアメリカのさまざまなコンサートやフェスティバルに招待されています。

特に、カリフォルニア州パソ・ロブレスでのパデレフスキ・フェスティバルや、フリデリック・ショパン研究所主催のワルシャワでの「ショパンと彼のヨーロッパ」国際フェスティバル、ウィーンの音楽協会での「クララの花のアルバム音楽祭」への参加が予定されています。

バイオリニストの松岡聖名さんは、2023年にシマノフスキー国際コンクールで第一位と3つの特別賞を受賞しました。この栄誉は、2013年の松方ホール音楽賞、2015年のABC新進演奏家コンサート最優秀音楽賞、2015年のソウジ・エンジェルバイオリンコンクールでの第二位など、彼女の印象的な受賞歴を土台にしています。

また、2018年に青山音楽賞の新進音楽家賞、2022年にはブラチスラバの第一回国際音楽コンクールで第一位と委嘱作品賞を受賞し、同年のフリッツ・クライスラー国際コンクールでは特別賞を得るなど、輝かしい業績を重ねています。

松岡さんは、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、中部愛知交響楽団、スロバキアラジオ交響楽団と共演してきました。

彼女は2013-2016年の青山財団音楽奨学生であり、ロータリークラブRI地区2680の奨学生、2024年のローム音楽財団奨学生としても活動しています。

松岡さんは、独自の音楽教育を受けた後、2017年にヨーロッパに移住し、現在はウィーン音楽大学に在籍しています。彼女は大栗真紀恵、ミヒャエル・フリッシェンシュラーガー、ペーター・シュフマイヤーのもとでバイオリンを学び、シュテファン・メンドルやヨハネス・マイスルとの室内楽のレッスンを受けています。

ピアニストの木口裕人さんは、2023年6月にハチャトゥリアン国際コンクールで第二位およびクラシックソナタ賞を受賞しました。これ以前には、2021年にイタリアのグロッセートで開催されたスクリャービン国際ピアノコンクールで第二位、2020年にはオーストリアのポルトシャッハで開催されたヨハネス・ブラームスコンクールで最高の歌曲伴奏者賞を受賞しています。

木口さんは東京フィルハーモニー交響楽団、アルメニア交響楽団、岡山フィルハーモニー交響楽団、セレーノ室内楽団、グロッセート交響楽団などと共演してきました。

文化庁の研修生や、ローム音楽財団の奨学生としても活動し、2020年と2021年には奨学金を受けています。彼は岡山芸術文化賞グランプリを受賞し、また高梁市教育委員会から表彰されたほか、山陽新聞奨励賞やマルセン文化賞を受賞しています。

2018年に木口さんはソロCD「TOUCH: Beethoven & Scriabin & Barber」をリリースし、その2年後には森野美咲さんとのデュオアルバム「Small Gifts」を発表しました。

木口さんは2015年に京都市立芸術大学を首席で卒業し、同年に京都市長賞を受賞しました。

彼はその後、京都で伴奏者として活動した後、オーストリアに移住し、2019年にウィーン音楽大学でマスターコースの歌曲伴奏を修了しました。2022年には同大学の室内楽部門でシュテファン・メンドル教授の下、歌曲伴奏のポストグラデュエート課程を修了しました。

画像の出所:japanhousela