ミシガン州ウェインで、礼拝に出席していた教会の外で発砲した男が死亡する事件が発生しました。警察によれば、男はブライアン・アンソニー・ブラウニングという31歳で、過去1年に2回ほどこの教会のサービスに参加したことがあるとされています。彼の母親は教会のメンバーです。
事件が起こった日曜日の朝、クロスポイント・コミュニティ教会では約150人が礼拝に参加していました。生放送の映像では、何人かの人々が子供たちを避難させる様子が見られ、女性が「みんな後ろに来て!」と叫ぶ声が聞こえます。
突然の発砲音が響くと、残っていた人々は慌てて逃げ出し、悲鳴が上がりました。ブラウニングは車から降りると、戦闘用ベストを着用し、ライフルとハンドガンを持って教会に近づきました。
彼は接近しながら発砲し、1名が足を撃たれました。すると、教会の礼拝者が運転するピックアップトラックがブラウニングに衝突し、教会の警備チームが正面のドアを施錠し、男と銃撃戦を交わしました。
警察の発表によれば、少なくとも2名のスタッフが発砲し、ブラウニングは射殺されました。警察のライアン・ストロング署長は「教会のスタッフの英雄的な行動に感謝します。彼らのおかげで多くの命が救われ、大規模な乱射事件を防ぎました」と述べました。
ブラウニングの自宅を捜索した結果、追加のライフルと複数のハンドガン、大量の弾薬が発見されました。警察は、ブラウニングに以前の接触や犯罪歴はなかったものの、精神的な危機に苦しんでいた可能性があると説明しています。
教会の警備チームのメンバーの一人が脚を撃たれ、手術を受けた後、病院で安定した状態にあると報告されています。
待機していた礼拝者のウエンディ・ボディンは、外で「ドーン」と音が鳴った後、男が教会の前の草地に倒れているのを見たと言います。「彼は車にはねられたか、事故に遭ったか、傷を負ったと思いました」と彼女は語っています。
事件の動機については、ウェイン警察のフィンリー・カーター三世副署長は、まだ早すぎると述べています。連邦捜査局(FBI)のダン・ボンジーノ副局長は、同局の「リーダーシップとサポートチーム」が教会に近づいており、捜査を支援していると投稿しました。
この事件は、安全な礼拝を求めるコミュニティにとって、非常に衝撃的な出来事であると言えます。
画像の出所:pbs