ソルトレイクシティで開催された抗議イベントに関連して、致命的な銃撃事件で逮捕された抗議者のアートゥーロ・ガンボア(24)の新たな映像が浮上してきた。この映像は、現場で安全を守るボランティアたちが当局に提供した情報とは異なる内容となっている。
ガンボアは自らの武器を発砲していないが、土曜日に殺人の疑いで逮捕された。水曜日の夕方の時点では、正式に起訴されていない。
彼の逮捕は、警察の記録によると、二人のボランティア「平和維持者」が寄せた証言に基づいている。彼らはガンボアが攻撃型ライフルを持ち上げ、群衆に向けて向ける様子を目撃したと述べている。
しかし、新たに公開された映像では、ガンボアがライフルを下に向けた状態で移動し、銃声が鳴った際にはその場から離れようとしている様子が映っている。銃声は、安全ボランティアの一人が発砲したもので、その一発は通行人でファッションデザイナーのアファ・ア・ルー(39)を killedし、もう一発はガンボアをかすめた。
ユタ州は「オープンキャリー」の州であり、公共の場での許可なく武器を見える形で所持できるが、警察はガンボアが「他の個人や地域社会に対して重大な危険をもたらした」と述べている。この二人のボランティアの名前はまだ公表されておらず、発砲した人物には逮捕や起訴が行われていない。
この映像は、ガンボアとア・ルーが銃撃された直前の状況について、ボランティアたちの証言に疑問を投げかける内容となっている。ガンボアの母、マリアンナ・ガンボアは、「彼は虫を傷つけることすらしない」と語り、彼が強い意見を持ち武器を持つ権利を持っていることを強調した。
ソルトレイク郡地方検事局は、ガンボアの犯罪への起訴、拘留の延長、または釈放を木曜日に決定する方針だと述べている。ソルトレイクシティ警察はビデオの内容について直接のコメントを避けており、「この事件は複雑であり、事実の完全な順序を特定するまで時間がかかる」と語った。
抗議集会の主催者である50501運動のユタ支部は、ガンボアとア・ルーを撃ったボランティアが「抗議者に対する差し迫った脅威があると考えた戦争退役軍人である」との声明を発表した。
また、同団体は、安全ボランティアは彼らの軍事経験、初期対応者としての経験、及び「デエスカレーション」のスキルを基に選ばれたと述べている。ボランティアたちは今週、ガンボアがバックパックからAR-15スタイルのライフルを取り出し、「操作し始めた」と警察に証言した。彼らはガンボアに武器を下ろすよう叫んだが、ガンボアはライフルを上げた状態で群衆に近づいてきたという。
しかし、オンラインで流布されている映像では、ガンボアは銃声の方向から逃げるように走り去り、ライフルは下に向けられていた様子が映されている。ガンボアを知る人々は、彼が「本当に優しい子」と語っており、暴力的な行動は決してしない人物だとして支持の声を上げている。
長年の友人で地元の音楽シーンのメンターであるコンラッド・キールは、「彼は優しく、誰にでも好かれる人」と述べ、ガンボアのためにサポートの取り組みを調整している。
さらに、社会的に活動的なガンボアの存在は、地域コミュニティの中で非常に愛されており、彼を支援するためのイベントや集会が行われている。
携帯電話の映像を基に、ガンボアを支持する人々からは、安全ボランティアがどのように評価され、トレーニングが行われたのかといった疑問が多く寄せられている。50501運動の全国コーディネーターであるサラ・パーカーは、すべての参加者に武器を持ち込まないようにお願いしていたと語っている。
画像の出所:nbcnews