ボストンに楽しい公共アートの不足を考える
ボストンでは、馬に乗った故人の歴史的人物を表現する像は愛されていますが、楽しさを感じさせるようなものや、インスタグラムでのシェアを狙った作品を設置することはあまり好まれません。 最近、シーポート地区にあるハズブロの新本社についてのニュースや、先週話をしたレゴの幹部との会話を通じて、ボストンの喜びの欠如について考えています。 ハズブロやレゴの両社は、かつてコネチカット州とロードアイランド州にあった本社でも、子供たちの笑顔を引き出すような公共の彫刻を展示していました。 コネチカットの郊外にあったレゴ本社では、カラフルな巨大ブロックの山が入り口にありました。 しかも、同社のプラスティックブロックで作られた実寸大の警官像も存在していました。 ハズブロの現本社には、パウケト市民に手を振るミスター・ポテトヘッドとミセス・ポテトヘッドの像もあります。 ボストンにはかつてFAOシュワルツの店舗の外に愛されていたテディベアがありました。 しかし、2004年に店舗が閉店した後、それはダークポケットパークに移されました。 建築家デイビッド・ハキン氏によると、テディベアがボストンストリートにあったときのような、一般の人々とのふれあいは見られないと言っています。 「ボストンには公共アートに問題があるようです」とハキン氏は述べました。 「政治的または歴史的な意味合いがなければ、楽しさのためのアートについての伝統が乏しいように思います。」 「ハズブロや特にレゴのような企業は、遊ぶ時間を持つときにこそ最大の創造性が生まれると理解しています。」 元ケンブリッジ市議会議員で都市計画コンサルタントのサムエル・セイデル氏は、「イノベーションを誇る都市において、ミスター・ポテトヘッドの側で写真を撮って立ち止まることができるような場所があれば良いのにと思います。」と述べました。 問い合わせを行った結果、レゴやハズブロの既存の彫刻をボストンに運ぶ具体的な計画はないと聞きましたが、新しいことをする可能性には少し前向きな反応がありました。 リアルエステート会社のサミュエルズ・アンド・カンパニーは、「コミュニティパートナーやアーティストグループ、テナントとの協業を常に検討しています。」と記載した文書を送りました。 また、ハズブロが新しい本社にユーモアをもたらす可能性についても、会社の広報担当者であるアビー・ホディス氏は、「外観についての詳細はまだ共有できませんが、ハズブロの創造性と精神をどのようにこの場所に持ち込むかを真剣に考えています。」と述べました。 私は必ずしもミスター・ポテトヘッドの支持者ではありません。 ハズブロの所有するオプティマスプライム、トワイライトスパークルやパワーレンジャーのいずれも、同社のオフィスビルに色を加えた存在になります。 また、レゴが「NASAの女性たち」というセットを制作したことがあり、生存しているケンブリッジ出身のマーガレット・ハミルトンをフィーチャーしたこともあります。 レゴブロックで作られたハミルトン像があれば、歴史を愛するボストンの人々にも受け入れられるでしょう。 何かをやるにあたって、ボストンがピューリタンに創設された街としてのイメージから脱却し、楽しみが死ぬ場所ではないことを期待しています。 画像の出所:masslive