画像の出所:https://nypost.com/2023/12/04/metro/fire-union-sounding-alarm-over-migrant-cuts-to-fdny/
ニューヨーク市消防局(FDNY)への移民削減策に対し、消防労組が警鐘を鳴らしている。
2023年12月4日、米ニューヨーク・ポストによると、移民労働力の削減に伴い、FDNY内で人員不足が深刻化しているという。
この問題について、消防労組はFDNYの人数削減によって、市内の安全への脅威が高まる可能性があると警告している。彼らは、市民の安全を守るためには充足された人員が必要であり、人員削減は重大なリスクをもたらすと主張している。
FDNYは、現在、市内に多くの移民労働者を雇用しており、彼らの退職や解雇が進行中である。これによって、消防団体は人材不足に直面しており、緊急事態に迅速かつ効果的に対応する能力が低下するおそれがあると懸念している。
消防労組の代表者は、「移民労働者はFDNYにとって非常に重要な資源であり、彼らの専門的な知識や経験は不可欠だ。彼らの削減は、市内における救助作業や防災対策に大きな影響を与えるだろう」と述べている。
さらに、この労働力の削減が消防署全体に及ぶ可能性があるという懸念も寄せられている。現場での人員不足は、消火活動や救助活動の遅延を引き起こし、市内の安全を脅かす可能性がある。
この議論は、移民問題と労働力の問題が交錯する悩ましい問題である。一方で、労働組合は市民の安全を最優先に考える立場から、FDNY内の移民労働者の重要性を訴えている。しかし、対立する意見として、労働力の自国民化や労働市場の均衡を保つ観点から人数削減が適切であるという声もある。
なお、政府やFDNYの対応策についてはまだ明らかにされていないが、今後の動向が注目される。市民の安全性を確保するために、FDNYでの適切な人員配置が求められている。