Wed. Nov 5th, 2025

シェフのエレン・インによるハイ・ストリート・ホスピタリティ・グループが、フィラデルフィアに新しいベーカリー「The Bread Room」をオープンしました。

この新たなベーカリーは、ベーカリー、ワークショップ、イベントスペースの3つの要素が融合したものとなっています。

エグゼクティブシェフのクリスティーナ・マッキーとヘッドベイカーのカイル・ウッドが運営するこのベーカリーでは、毎日20種類以上の手作りのヴィエノワズリーと焼き菓子を提供します。

オープニングメニューには、抹茶クロワッサン、エブリシングスパイスを使ったフロマージュ・ブランデニッシュ、タヒニハニーコムやキャラメルフェンネルのクルラーなどが並びます。

また、変わり種のポップタルト(定期的にフレーバーが変わる)、ハーブとパルメザンまたはベーコンとチーズのビスケットの他、トニックニコイズ風ホギーやブラックライムチキンサラダ、チリクランチサンドイッチ、セサミフォカッチャのムファレッタなど、様々なサンドイッチもオーダーできます。

さらに、Bread Roomではハイ・ストリートのシグネチャーである全粒粉のサワードウブレッドを日替わりで販売します。

この秋には、新ミシュ(大きな田舎風のパン)もお目見え予定で、地元の小麦と白い小麦粉を使用したパンが、1ポンド単位で提供されるとのことです。

ベーカリーは昼間営業していますが、夜はコミュニティ主導のワークショップやハンズオンのベーキングクラスに切り替わります。

子供向けのクラスやプライベートクラスも定期開催される予定で、著名なシェフを招いたベイカーシリーズも発表予定です。

クラスの内容は、サワードウ、バゲット、ブリオッシュ、バブカ、フォカッチャ、ソフトプレッツェル、ベーグルなどのパン作りから、ピザ作り、ペイストリー、ケーキ、パイ、クッキー、ブッシュ・ド・ノエルやクロック・アン・ブーシュなどが予定されています。

また、プライベートイベント、シャワー、レセプション、ビジネスや個人の集まりに対応したスペースも利用可能です。

「ベーカリーは歴史的にコミュニティの集う場所です。仕事に向かう途中にコーヒーを買ったり、隣人に偶然出会ったり、バリスタに自分の注文を覚えていてもらったり、といった経験を通して人々がつながります。」とは、インが述べています。

「私たちはこのようなつながりを求めています。ワークショップやクラスはその気持ちをさらに深めます。」

19席の親密な空間は、長年のコラボレーターであるメグ・ロジャースとのパートナーシップの成果です。

こうして生まれたスペースは、素朴な魅力と産業的な特徴をバランスよく融合させています。

また、この空間にはケビン・オブライエン・スタジオによる6フィート×8フィートの抽象画が展示され、以前フォークレストランのプライベートダイニングルームで見られた作品でもあります。

さらに、訪れるお客はフィラデルフィアのアートコレクターであるアルバート・バーンズ博士が所有していたコミュニターブルを囲む形で集います。

画像の出所:metrophiladelphia