シカゴ高校芸術学校が、シカゴ公立学校(CPS)との契約を更新せず、2025-2026学年度の終了をもって運営を停止することを発表しました。
この決定は、財政的な苦難を理由としており、シカゴ教師組合(CTU)のチャータースクールに対する絶え間ない攻撃が新たな被害者を生んだ形です。
CTUは、同校の閉校に反対していると表明していますが、実際にはチャータースクールの存在を削減し、シカゴの家庭に対する教育選択肢を制限することに積極的です。
シカゴ高校芸術学校の生徒数は現在559人おり、その約80%が黒人またはヒスパニックの学生です。
昨年、アセロ・スクールズチャーターネットワークが、設立した15校のうち7校を閉校すると発表しました。
この際もCTUは、影響を受ける家庭や学生を支持すると主張しましたが、どちらも学校の職員、柔軟性、計画能力を傷つける行動をとっていました。
最終的に、CTUの友人であるブランドン・ジョンソン市長によって任命されたCPSの理事会は、アセロの5校を2026-2027学年度中に区立学校に転換することを決定しました。
これらの転換により、チャータースクールではなくなることが確定しました。
アセロの状況は、CTUの戦略によるものです.
CTUの公式な計画は、1)チャータースクールの従業員を労組化し、2)チャータースクールを弱体化させ、3)それらの学校を区立学校に吸収することです。
このように、CTUは長年にわたり、存在を快く思わないチャータースクールを消滅させようという戦略を追求しています。
その結果として、教育における親の選択肢がなくなり、学生たちの未来も暗くなってしまいます。
CTUのプランは、これまでのところ効果的に機能しているようです。
CTUの戦略は次の通りです。
ステップ1:労組化。
2018年1月、CTUの元議長ジェシー・シャーキーは、チャータースクールのさらなる拡張を「弱体化させる」ための動機を明言しました。
ステップ2:弱体化。
同年に、CTUはアセロ・スクールズの教師をストライキに導き、アメリカで最初のチャータースクールのストライキを実現。
ステップ3:吸収。
2024年に、アセロ・スクールズが7校を閉校する決定を発表した際、CTUの現議長セイジー・デイビス・ゲイツはそれらをCPSに取り込むことを「救済措置」と主張しました。
こうして、CTUの計画は成功したと言えるでしょう。
今後、シカゴ高校芸術学校が存続するにはCPSによる引き継ぎが必要となります。
CTUは、その戦略を遂行し続け、多くの家庭と学生の教育の選択肢を奪う結果を招いています。
画像の出所:illinoispolicy