アメリカのカントリーシンガー、シャブージーが、2025年グレートアメリカンロードショーの一環としてヒューストンでライブパフォーマンスを行った。
彼は青いジーンズにギレイのクラブのロゴが入ったTシャツを着て、ネックレスに“AD”のイニシャルをあしらったダイヤモンドのチェーンを身に着けていた。
このチェーンは、シャブージーが代表を務めるアメリカン・ドッグウッド・レコードレーベルを象徴しており、夜の間中、光を反射して輝いていた。
「これが多すぎるかどうかわからない」と彼は観衆に向けて言い、観客の中に手を伸ばして、ファンのために帽子やポスター、Tシャツ、レコードにサインをした。
「ヒューストンの伝説、マクソ・クリームがいるんで、彼に聞いたら、‘照らしてあげて’と言われたんです!」
ライブが進む中、シャブージーは713ミュージックホールを埋め尽くした観客を「アーメン」のコーラスに引き込んだ。
2025年のグレートアメリカンロードショーは、彼にとって初のナショナルヘッドライニングツアーであり、2025年4月に発表され、アメリカ合衆国全土で30以上の公演を含む。
ナッシュビル、アトランタ、シカゴ、デンバー、ロサンゼルス、ニューヨークなどの主要都市でのショーが行われ、夏にはいくつかのフェスティバル出演も追加された。
このツアーは、彼の2024年のアルバム「Where I’ve Been, Isn’t Where I’m Going」をサポートしており、アメリカン・ドッグウッドのインプリントを通じてエンパイアと提携してリリースされた。
「バーソング(ティプシー)」で人気を得たファンにとって、今回のツアーは彼のキャッチーなサウンドだけでなく、より深い音楽も楽しめる機会だ。
「ファイア・アンド・ガソリン」や「ドリンク・ドント・ニード・ノーミックス」、「グッドニュース」など、彼のカタログからの曲も披露された。
シャブージーは、自身のバンドに囲まれながら、アップビートなアンセムから反省的な曲までを自在に操り、多才なソングライティングを示した。
「バージニアで育ったんだ」と彼はセンターステージでギターを手にしながら語った。
「ちょっと音楽を演奏させてくれ!」
彼のフルバンドには、ペダルスチール、アコースティックギター、ベース、ライブドラムが含まれており、シンプルなステージセットアップが施されている。
このセットアップにより、演奏者の技術とバンドと観客とのインタラクションに焦点が当たっている。
チームにはバージニア出身の長年のコラボレーターも多数おり、アルバムの音やビジュアルを形作るのに貢献している。
彼の人気が急上昇した2024年は、「バーソング(ティプシー)」でビルボードホット100とカントリーチャートの両方で1位を獲得。
ビヨンセが参加した「カウボーイ・カーター」とのコラボレーションにより、彼の音楽的影響力はさらに広がった。
それ以前は、カントリー、ヒップホップ、ロックの要素をミックスした独立プロジェクトを約10年間リリースしてきた。
「レディ・ラングラー」(2018年)や「カウボーイズ・ライブ・フォーエバー、アウトローズ・ネバー・ダイ」(2022年)などのアルバムが、彼の現在の勢いの基盤を築いた。
「これが初めてのヘッドライニングツアーで、最初にこの部屋に入ったとき、少し大きすぎると感じたんです。いくつかの都市で完売してきたが、ここは誰もいないときには本当に大きな部屋だと思った。でも、こうして壁から壁まで観客がいるのを見ると、私にとってどれほど意味があるか分からない。」
彼は続けてこう語った。
「皆さんが詰めかけてくれるというのは、私が正しい道を歩んでいることを意味します。」
ヒューストンでのパフォーマンスは、このツアーの意義を示していた。
シャブージーは単に会場を回っているだけでなく、カントリー音楽を新しい領域に押し進めるキャリアを築いている。
グレートアメリカンロードショーは、彼のバージニアのストーリーテリング、ナイジェリア系の遺産、アメリカの精神が、国中のホールを満たすことができることを証明している。
ヒューストンの観客は、完売の盛り上がりと耳に残るコーラスを響かせ、急速に広がるアーティストの影響の指標となった。
【セットリスト】
最後の私のようなもの
アナベル
一瞬二度見て
タルボーイ
ドリンク・ドント・ニード・ノーミックス
ベガス
ハイウェイ
ムーブ・オン(ケビン・パワーズとの共演)
ファミリー・トラディション(ハンク・ウィリアムス・ジュニアのカバー)
アーメン
ついに終わった
ファイア・アンド・ガソリン
ホースズ&ヘルキャッツ
グッドニュース
燃えさせて
バーソング(ティプシー)
画像の出所:houstonpress