Sun. Oct 5th, 2025

ハリウッド東部のアパートで隣に住む2人の男性が、ロサンゼルス市議会議員の座を巡って対峙することになった。

ヒューゴ・ソト=マルティネス市議会議員が議席を守るか、地区コミュニティー議会の副議長であるコルター・カーライルが新たな挑戦者として現れるかが注目されている。

カーライルは、月曜日にソト=マルティネス氏に挑戦するための書類を提出した。彼は「洗濯室で顔を合わせるのが今までで最も気まずい瞬間になるのでは」という不安を漏らしている。

現在、ソト=マルティネス氏は2022年に前任者を退けて市議会に進出し、シルバーレイク、エコーパーク、アトウォータービレッジ、ハリウッドなど多様な地域を代表している。

カーライルは、2021年から地区コミュニティー議会で活動しており、2023年の選挙で16票を得て当選した。彼は市議選を149票の差で勝ち取ったソト=マルティネス氏に挑むことになる。

しかし、カーライルの課題は非常に厳しい。ソト=マルティネス氏は現職であり、労働組合や民主社会主義者の支持を受けているからだ。

カーライルは、住宅問題に特に強い関心を持っており、ソト=マルティネス氏が2024年の選挙に向けて支持基盤を強化する中での彼の主張は際立つ。

彼は、市が進める住宅建設の推進が長期居住者を追い出す結果につながっているとの見解を持ち、既存の賃料安定化住宅が失われることに強い懸念を示している。

「賃料が安定したアパートを壊して新たな住宅を建設しても、ロサンゼルスでの生活がより手頃になるとは思わない」と語った。

また、彼はソト=マルティネス氏が支持している上院法案79に反対しており、この法案は地元のゾーニングを覆し、公共交通機関の近くでのより多くの建設を可能にすることが提案されている。

カーライルによれば、新しい建設が既存の賃料安定化ユニットの損失を伴うと主張している。

ソト=マルティネス氏のスポークスパーソン、ニック・バーンズ=バティスタ氏は、ソト=マルティネス氏がカルルトンウェイで計画されている8階建てのアパート建設に関して遺族と緊密に連携していると述べており、プロジェクトは手頃さのガイドラインに従っていると主張している。

この新しいプロジェクトは131の新しいアパートユニットを提供し、そのうち17ユニットは低所得者向けに割り当てられる予定であるが、残り114ユニットは市場価格で提供されることになる。

残りのユニットは市の賃料安定化法令に従うとのことだ。

ソト=マルティネス氏は声明の中で、「ロサンゼルスでは60%以上が賃借人であり、歴史的に市庁舎での意思決定から除外されてきたが、私たちはその状況を変えていく」と述べている。

同市は現在、賃借者を支援するフルタイムチームを設立し、新たに賃料引き上げを3%に制限する提案も進めているという。

一方、現在、市議会ではティム・マコスカー議員のみが無投票で再選を果たす見込みとなっている。

ロサンゼルス市全体の住宅問題は複雑であり、様々な立法措置が進行中だが、注目すべきは州法案79だ。

この州法案は、地区コミュニティーや住民の反対にも関わらず進められ、多くの地域が高層で密度の高い建設に受け入れられる可能性がある。

しかし、ロサンゼルスではアパートの建設が過去3年間で約3分の1減少している。投資家たちは経済の不安定さと市や州の住宅法への不透明感に直面している。

今後数年にわたって、地元の市議会や州政府からの支持を受けながら、ソト=マルティネス氏は再選を目指すことになる。

事務所の数字によれば、今後の選挙戦では住宅問題がどういった形で議論されていくのか、その展望に注目が集まっている。

また、ロサンゼルス市長カレン・バス氏の任命により、エロル・サザーズ氏が警察委員会の役割を引き続き担うことが決まったが、議会による承認は受けていない。

これに加え、ホームレス問題への取り組みとして、ロサンゼルス市では新しいトラッキングシステムが導入されたが、避難所運営者による正確なデータの不足が報告されている。

この状況を受けて、ボード・オブ・コミッショナーズでの会議では、地元住民からの反対意見が相次ぎ、RVパークの提案での立ち上げを巡る戦いも続いている。

また、次回市議会では、単一家族住宅や小規模アパートのゴミ料金の大幅な引き上げに関して投票が行われる予定だ。

現在、ロサンゼルス市内部での意見収集が進められており、今後数年の政策推進が注目される。

市の政策に対する住民の反応はさまざまな意見を呼んでおり、今後の選挙戦での候補者たちの主張がさらに鮮明になっていくと見られている。

このように、ロサンゼルスは複雑な問題を抱えながら、未来に向けた道を模索している。

この対決は、ただの隣人同士の争いではなく、多くの市民に影響を与える政策に対する根本的な意義を含んでいる。

画像の出所:latimes