食レビューコラムニストとしての活動を再開した著者が、ボストン北端にあるイタリアンレストラン「マンマ・マリア」を訪れました。
著者は、イタリアンの中でも特にパスタ料理に注目しています。
このレストランは、美しいボストンの景色を望むロケーションにあり、特別な日のディナーにふさわしい場所です。
著者は、友人のバースデーディナーのために来店し、その体験をコラムに書くことを事前に友人たちに伝えました。
最初に選んだ料理は、タグリオテッレパスタと肉のラグーを使った「パスタ・コン・スーゴ」です。
この料理は、著者の好みであるボロネーゼに似た味わいです。
また、友人ユビットが注文した「デュエット・オブ・パスタ」とのシェアを決定し、合計三種類のパスタを楽しむことにしました。
最初に登場した「パスタ・コン・スーゴ」は、期待以上の美味しさでした。
自家製のパスタは完璧なアルデンテで、非常に新鮮でした。
ラグーはしっかりとしており、風味豊かで少しの辛みがありました。
ただ、著者も認める通り、チーズが少なめでクリーミーさが足りなかったのが残念です。
とはいえ、ボストンでこれまで食べた中で最も良いボロネーゼなのは間違いありません。
次に出されたのは、デュエット・オブ・パスタの一品、鶏肉を詰めたメッツァルーナとカチャトーレ・ロザートソースです。
著者は、イタリア語が得意ではないため、この料理の詳細を理解するのに苦労しましたが、味わいは期待外れでした。
特に悪いわけではありませんが、特記すべき点は少なく、印象に残りませんでした。
これには、ユダヤ系デリの詰め物のパプリカに似た味わいを感じましたが、詰められていたのはパスタのシェルでした。
それでも、鶏肉はボリュームがあり、ロザートソースは程よく甘く、自家製パスタの美味しさには変わりありません。
最後に、特に印象に残ったのが「スイートコーンラビオリ」です。
この料理は、ほうれん草と甘いコーンを詰めたラビオリに、マッシュルーム、パプリカ、アルグラ、ズッキーニを添えたものでした。
実際には、著者はその中の野菜をほとんど見ることができなかったものの、ラビオリの食感は素晴らしかったです。
しかし、最大の魅力はコーンでした。
「スイートコーン」と言っても、あそこまでの甘さは予想外で、まるでお菓子のようでした。
「ファーム・トゥ・テーブル」という表現が使われることが多いですが、そのコーンはそこまで新鮮で、まるで隣の部屋で育てられたかのようでした。
本当に素晴らしい一口でした。
最後に著者は、料理の評価を下しました。
「パスタ・コン・スーゴ」:しっかりとしたボロネーゼですが、チーズがもっと必要です。
「鶏肉メッツァルーナ」:フレッドとマリーのデリでも見かけそうな味。
「スイートコーンラビオリ」:無敵で、負け知らず!
これで著者の再登場を締めくくります。
この先は、さらなる食体験をお楽しみに。
それでは、またお会いしましょう。
画像の出所:tuftsdaily