日本の自民党は、平成秋に向けて次の党首を選出する準備を進めている。今回の選挙は、主要選挙の敗北を受けて辞任した現首相の石破茂氏の後任を決定するものである。
自民党の指導部は、総裁選を10月4日に行うことを発表した。次の党首が国会において多数の支持を得ることができれば、新たな首相に就任する見込みだ。
石破氏は2024年10月に岸田文雄氏の後を受けて自民党を継いだが、その任期中には腐敗疑惑や生活費の危機が影を落とした。就任から1週間で、石破氏は「新しい政権が国民から早く判断されることが重要だ」と述べ、早期の解散総選挙を呼びかけた。
しかし、直近で開催された総選挙や上院選挙での敗北は、石破氏の指導力に対する疑問を引き起こし、自民党の未来も危うくなっている。自民党は1955年以降のほとんどの期間、日本を支配してきたが、近年は米価の高騰、少子化、移民問題などに対する圧力が高まっている。
辞任を求める声に抵抗し続けた石破氏は、68歳で新しい世代にバトンを渡したいと述べて日曜日に辞任した。「私は、石破首相が自民党とその保守的なアイデンティティを代表しているとは見られていなかったと思います。彼が押し出されるのは自然な流れだ」と国際問題研究所のスティーブン・ナギー氏は述べている。
さらに、日本の主要な新聞社である毎日新聞は、月曜日の社説で、自民党の「真の国家政党としての地位が危険にさらされている」と指摘した。次期総裁選が保守的な権力闘争に発展すれば、国民は党を見限るだろうと警告した。
石破氏は自民党の総裁選が行われるまで首相の役にとどまる予定で、次期首相は過去5年で4人目となる見込みである。
すでに、自民党の次期総裁選には、再度立候補する可能性のある複数の候補者が取り沙汰されている。2024年に石破氏に敗北した財政重視の右派である高市早苗氏、内閣官房長官の林義正氏、そして元党幹事長の茂木敏充氏が注目されている。
また、農林水産大臣の小泉進次郎氏も候補となる見込みであり、彼は人気のあった元首相の小泉純一郎氏の息子である。彼は2011年の福島原発危機以降、原子力エネルギーに対する厳しい批判者として知られる。
自民党選挙委員会の会長である相沢一氏は、9月22日に通知が出され、その後12日間の選挙活動期間を経て投票が行われると発表した。
画像の出所:aljazeera