Sat. Sep 6th, 2025

ニコル・パシニャン首相は、大阪で開催されているEXPO 2025世界博覧会を訪れ、アルメニアの国民の日にちなんだイベントが行われました。

首相は、展示会の主催者とともに、まず展示パビリオンを巡り、その後、名簿に記入しました。

続いて、伝統的な日本の茶道が行われ、パシニャン首相、アルメニア代表団のメンバー、そして日本の外務省副大臣である松本久志氏が出席しました。

パシニャン首相は、展示会でオープンしたアルメニアのパビリオンを訪れました。

「今日と明日の柱」と題されたアルメニアのパビリオンでは、アルメニアの革新的なプログラム、文化遺産、投資機会、先進的な教育イニシアチブを紹介しています。

展示会が始まって以来、アルメニアのパビリオンへの訪問者数はすでに100万人を超えたとのことです。

その後、アルメニアの国民の日を祝うイベントのオープニングセレモニーが開催されました。

最初に、アルメニアと日本の国歌が演奏され、次にパシニャン首相とEXPOの副コミッショナーである池山茂俊氏がスピーチを行いました。

パシニャン首相はスピーチの中で、次のように述べました。

「池山副コミッショナー様、各位ご来賓、訪問者の皆様、

本日は、『EXPO 2025大阪、関西、日本』の枠組みで行われるアルメニアの国民の日にご参加いただき、心より感謝申し上げます。

まず初めに、世界最大の経済イベントである『EXPO 2025』を大阪で無事に開催している日本に、心からお祝い申し上げます。

また、日本のパートナーの皆様には、温かい歓迎と支援に感謝の意を表します。

ご存じの通り、世界博覧会は100年以上にわたり、さまざまな分野で人類の最新の成果と革新を紹介する重要なプラットフォームです。

アルメニアは、この重要なイベントに5回目の参加をしています。

大阪での世界博覧会に参加できることは私たちにとって大きな名誉であり、経済、技術、医療、産業などのさまざまな分野で起こっている開発や革新を共有する絶好の機会です。

親愛なる皆様、

私たちは、大阪に来て、歴史と文化に基づいて築かれた今日のアルメニアの成果と、経済的、技術的な進歩と革新的な教育の理念に基づく平和で繁栄した未来へのビジョンを共有しています。

アルメニアのパビリオン『今日と明日の柱』では、アルメニアの『今日』を象徴する4つの柱、すなわち歴史、文化、革新、地域の機会が示され、未来を象徴する4つの柱が、技術的、革新的な教育と学びの理念を表しています。

この文脈において、今年の6月1日に正式に開かれた日本の群馬県にあるトゥモ・センターの支部に誇りを持つことができます。

このセンターでは、コミュニティに住む1,500人の若者がアクセスでき、独自の教育モデルにより、プログラミング、アニメーション、映画制作、ゲーム作成、3Dモデリング、絵画、モーショングラフィックスが学べます。

親愛なる皆様、

大阪で行われているこの経済界の最も重要なイベントに参加することは、日本の人々だけでなく、世界中にアルメニアの経済、文化、技術、教育、観光の魅力を提示し、これらの分野でのさらなる発展や協力の新たな視点を創出する貴重な機会を提供します。

パビリオンでは、アルメニアの未来に対する平和のビジョン、すなわち国々が開かれた国境で暮らし、積極的な経済的、政治的、文化的なつながりを持ち、すべての問題を外交と対話を通じて解決するという『平和の交差点』を特に重視しています。

改めて、全ての参加者を歓迎し、皆様にアルメニアのパビリオンを訪れていただき、繁栄し平和な未来へのビジョンを共有していただくことをお勧めします。

ありがとうございました。」

EXPO 2025のアルメニアのパビリオンは、10月13日まで運営される予定です。

画像の出所:radar