ブラックアカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(TBAAL)は、2028年12月にダウンタウン・ダラスのコンベンションセンターにリニューアルされた拠点を持つことを予定している。
月曜日のブリーフィングで、TBAALは提案された改修計画を発表した。
改修は、約70年の歴史を持つ建物の演劇システムやADAアクセス、機械、電気、配管インフラストラクチャーのアップグレードを目指している。
また、施設はスペースの再構成によって拡張される予定である。
TBAALの創設者であるカーティス・キングは、この組織が常設住宅を確保するのに9年かかったことを語った。
「38年後も、私たちはここにいる」と彼は続けた。
TBAALが拠点を置くケイ・ベイリー・ハッチンソン・コンベンションセンターは、市のマスタープランに従い、段階的に解体される予定である。
それに伴い、TBAALは今年の秋に休眠状態のフェアパークのウィメンズ・ミュージアムに移転する。
2024年2月、ダラス市議会はTBAALの改修に向けて、エンジニアリングコンサルティング会社ディキタ・エンタープライズに4年間で920万ドルの契約を授与した。
また、2025年1月には建築会社KAIエンタープライズとの2230万ドルの契約も承認された。
月曜日のブリーフィングで、KAIエンタープライズの建築家であるブライアン・グラハムは、同社がニューヨークのアポロシアターやリンカーンセンター、ユタ州のヘイルセンターシアターなどの文化的な会場を訪れ、TBAALの改修のインスピレーションを得たと語った。
改修工事は2026年5月に開始される予定である。
TBAALの起源について、キングは月曜日のTBAALのナオミ・ブルートンシアターでの冒頭の発言で語った。
彼はテキサスクリスチャン大学の大学院生だった当時、ニューヨークのブラックアカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズからインスピレーションを受けたと語った。
そのアカデミーは、アーティストのオッシー・デイビスやルビー・ディーをメンバーに持っていたが、解体されかけ、アーカイブも廃棄されそうになった。
キングの友人がそのビルで働いており、ゴミ箱から4箱を回収し、彼に渡したという。
「監督として、アーティストとして、私たちが歴史を保存しなければ、それには意味がない」とキングは述べた。
彼が話している間、劇場の外からピアノの音楽が流れ込んできた。
「それが、戻ってきたときにこの音響設備を修理する必要がある理由だ。そうしなければ、こんな音が聞こえてしまう」と彼は冗談めかして言った。
キングは、ダラスの役人や市民リーダーたちと一緒に、アカデミーのコミュニティへの関与を称賛した。
元副市長プロ・テンのダイアン・ラグスデールは、1980年代にアカデミーが当初の10年間の契約をコンベンションセンターと結ぶ手助けをしたことを振り返った。
「その瞬間は新たな始まりを意味した」とラグスデールは述べた。
「TBAALはアーティストが自らの作品を発表するための重要なプラットフォームを提供してきた。TBAALはアフリカ系アメリカ人の歴史と文化を保存し、高めてきた。」
これまでのTBAALの出演者には、コメディアンのデイブ・シャペルや『ドリームガールズ』の女優ジェニファー・ホリデイが含まれている。
月曜日のスピーカーたちは、映画、ビデオ、照明、衣装デザイン、写真に関するクラスを提供するTBAALのサマー・ユース・アーツ・インスティテュートについて言及した。
アートと文化局のマルティーヌ・エリゼ・フィリップディレクターは、このプログラムが「人生を変えている」と述べ、ダラス独立学校区の理事長ホセ・カレオンは、このプログラムをブッカー・T・ワシントン高校への入学の「重要な道筋」と表現した。
ダラスのネオソウルシンガーであるエリカ・バドゥや、ブロードウェイミュージカル『&Juliet』で主役を演じた女優レイチェル・シモーネ・ウェブがTBAALの卒業生に名を連ねている。
画像の出所:keranews