2025年7月30日、午前2時45分(MDT)
東京 — 水曜日の早朝、ロシアの極東地域で記録的な強さの地震(マグニチュード8.8)が発生し、日本やハワイ、太平洋全域に津波の波が押し寄せました。
現在のところ、重大な被害の報告はありませんが、当局は海岸から離れるよう警告し、リスクは1日以上続く可能性があるとしています。
地震の震源地に近いロシアのカムチャツカ半島では港が浸水し、地元住民は内陸へ避難しました。日本の北部では、白い波が海岸に打ち寄せました。
ハワイの首都ホノルルでは車が渋滞し、海岸から離れた地域でも交通が停滞していました。
避難所に行く人々が日本各地で見られました。東日本大震災と津波の影響を受けた2011年の記憶が鮮明によみがえっています。
しかし、日本の原子力発電所の運転について、異常は報告されていません。
ロシア当局は、数名が負傷したとしながらも具体的な人数は示していません。日本においても、少なくとも1名が負傷したという報告があります。
カムチャツカでは、津波の高さが3-4メートル(10〜13フィート)に達し、日本の北の島、北海道では60センチメートル(2フィート)、アラスカのアリューシャン諸島では潮位を1.4フィート(30センチメートル未満)上回る波が観測されました。
ハワイ州とオレゴン州は住民に潜在的な被害の可能性があると警告しました。
アラスカの国立津波警報センターの津波警報コーディネーター、デイブ・スナイダー氏は、津波の影響は数時間から1日以上続く可能性があると述べています。
「津波は一つの波ではありません」と彼は言いました。「強い波の連続が長期間続くのです。」
「津波は、深海では時速数百マイル(ジェット機の速度)で移動します。しかし、岸に近づくと、速度が落ち、波が積み上がります。これが浸水の問題を引き起こす可能性があるのです。」
「地球がこの巨大な水の波紋を海洋全体に送り出しているため、波はしばらくの間、行き来します」と彼は説明しました。
ハワイ州知事ジョシュ・グリーン氏は、ミッドウェイ環礁からのデータで、波の高さが最大6フィート(1.8メートル)に達したことを報告しました。
彼は、ハワイに打ち寄せる波の大きさについて、現時点ではまだ判断できないとし、大きくなるか小さくなるかが不明であると述べました。
「この波は岸に押し寄せる力を持った長波です」と、彼は記者会見で述べました。
グリーン知事は、ブラックホークヘリコプターが任務に備え、高水準の車両も準備されていると述べ、必要な場合は人々を救助する準備が整っているとしました。
「しかし、危険を犯さないでください」と彼は強調しました。
オレゴン州の緊急管理局はフェイスブックで、地元時間の午後11時40分ごろに沿岸部で小規模な津波が予想されていると発表し、波の高さは1〜2フィート(30〜60センチメートル)であると警告しました。
同局は、人々にビーチ、港、マリーナから離れ、安全な場所に留まるよう呼びかけました。「これは大規模な津波ではありませんが、沿岸にいる人にとって危険な潮流と強い波が存在する可能性があります。」
カリフォルニア州、ワシントン州、カナダのブリティッシュコロンビア州の西海岸の多くも津波警報の下にあります。
ブリティッシュコロンビアの省の緊急対策機関は、30センチメートル(1フィート未満)の津波がバンクーバー島の一部に到達する見込みを示しました。
同機関は、火曜日の午後10時5分ごろにラングアラ島、午後11時30分ごろにトフィーノに到達すると予想しています。「津波は時間を経て複数回発生する」としています。
日本の気象庁によると、震源地から119キロメートル(74マイル)東南東に位置するペトロパブロフスク・カムチャッツキー市での地震は、最初の推定値はマグニチュード8.0でしたが、後にアメリカ地質調査所で8.8に更新されました。
震源の深さは20.7キロメートル(13マイル)でした。地震発生後、最大で6.9の余震も観測されました。
セヴェロクリルスク市の市長アレクサンダー・オフシャンニコフ氏は、漁港が津波により浸水し、漁船が海に流されたと報告しましたが、大きな損害は記録されていないと述べました。
電力供給は停止され、当局は浸水後に電力網を点検しています。
この地震は、世界で最も強い地震の一つであり、2011年3月に発生した9.0の地震以来の強さです。この地震は、その後の大津波や原発のメルトダウンを引き起こしました。
津波警報は、日本の交通機関に影響を及ぼし、フェリー、鉄道、空港は影響を受けて運行を一時中断または遅延しています。
北海道の浜中町や岩手の久慈港では、それぞれ60センチメートル(2フィート)の津波が観測されたと報告されています。
東京湾では、地震発生から5時間後に20センチメートル(8インチ)の小波が観測されました。
日本の北部沿岸の松島町では、住民が避難所に身を寄せており、水のペットボトルが配布され、エアコンが稼働していました。
1人の住民はNHKに対し、2011年の津波の教訓から迷わず避難所に来たと語りました。
日本の内閣官房長官である萩田義大氏は、避難者に対し、津波の波が少なくとも1日は続く可能性があるため、帰宅できないかもしれないと警告しました。
原発については、異常は報告されておらず、2011年の津波で被害を受けた福島第一原発は、約4000人の作業員が高台に避難し、リモートで安全を監視しています。
フィリピン当局は、海水浴や海岸地域から離れるように警告しました。「波は大きくはないかもしれないが、数時間続くことがあり、水の中で泳いでいる人に危険を及ぼす可能性があります」とフィリピン火山地震研究所のテレシート・バコルコル氏が述べました。
メキシコ海軍は、地震発生後の午前2時22分にカリフォルニア近くのエンセナダで津波の波が到達開始し、午前7時15分にはチアパス州に進む可能性があると警告しました。
ニュージーランド当局は、南太平洋の沿岸で「強い異常な潮流と予測不可能な波」が発生すると警告しています。
緊急管理局は、人々に水から離れ、ビーチや港、マリーナ、河川、河口から離れるように呼びかけています。
フィジーやサモア、トンガ、ミクロネシア連邦、ソロモン諸島では、水の波が通過するまで海岸から離れているように求められています。
気候変動による津波や海面上昇の危険性にさらされている小さな低地の太平洋諸島のいくつかは、世界で最も脆弱な地域の一部です。
7月初旬には、カムチャツカ沖でマグニチュード7.4の地震を含む5回の強力な地震が発生しました。
最も大きな地震は、深さ20キロメートルでペトロパブロフスク・カムチャッツキー市から144キロメートル(89マイル)離れた地点で観測されました。
画像の出所:ksut