Sat. Aug 2nd, 2025

7月も終わりに近づいてきました。 とはいえ、音楽ファンには朗報があります。 それは、素晴らしいライブ音楽が続々とやってくることです。 今週は、訪れる伝説的アーティスト、海外からの人気バンド、そして地元の名物バンドの特別なイベントなどが目白押しです。 さあ、詳細を見ていきましょう。

まずは、8月3日にアードモア・ミュージックホールで開催されるビル・フリセル・トリオのライブです。 ギタリストのビル・フリセルは、昨年もこの地で演奏を行ったばかりですが、今回のライブには特別な意味があります。 彼はトニー・シェール(ベース)とケニー・ウォルセナ(ドラム)とのトリオを率いて登場します。

フリセル自身がこのトリオを「私が演奏する中で最も柔軟で、即興性の高いグループ」と評しています。 このバンドは約25年間にわたって時折活動しており、2005年のアルバム『East/West』の「East」部分に収録されています。 そのアルバムには、即興演奏から曲集スタンダード、ウィリー・ネルソンやジョニー・キャッシュのカントリー・ポップチューンまで、幅広い曲が含まれています。 バーバラ・ストライサンドの名曲「People」の特別なアレンジも披露されることでしょう。

フリセルは自身のウェブサイトで、「プログラムは、その日の気分、お客様の数や音響、私たちが食べたものや最近の睡眠状態、移動の距離などによって変わる」と説明しています。 良好な条件のもと、忘れられないライブとなる予感がします。

次に、アトランティックシティのケネディプラザで、同じく木曜日に開催されるのがヴィジャイ・イヤー・トリオのパフォーマンスです。 ピアニスト・作曲家のヴィジャイ・イヤーは、過去30年間、即興音楽において強力な触媒として知られています。 このトリオには、切れ味鋭いトランペット奏者アダム・オファリルが加わります。

このイベントは、フリーの「チキンボーンビーチシリーズ」の一環として行われ、オープニングはキース・ホリス・クァルテットです。 イベントは午後8時30分よりスタートします。

続いて、木曜日にはユニオン・トランスファーでロンドンを拠点とするアフロビート・ジャズ集団ココロコが登場します。 彼らは、2022年にボンズウッド・レコーディングからデビューアルバムをリリースし、現在も北米ツアーの一環で新作「Tuff Times Never Last」を引っ提げてのパフォーマンスです。 踊れる準備を整えましょう。

ココロコのライブは7月31日午後8時にユニオン・トランスファー、1026 スプリングガーデンストリートで開催されます。

そして最後に、ジャズベーシストのジェラルド・ビーズリーが、自己の「レオバースデーバッシュ」を開催します。 7月28日に70歳の誕生日を迎えるビーズリーは、特別ゲストを迎え入れつつ、南ジャズキッチンで祝宴を繰り広げます。

このイベントは、同日午後6時30分と9時に行われます。

さらには、クリス・ジャズ・カフェで木曜日から土曜日にかけて開催されるスティーブ・ワイス・マレット・フェスティバルもあります。 スティーブ・ワイスは、ウィロウ・グローブにある楽器店を設立したパーカッショニストで、その遺志を継いでこの祭典が行われています。

祭典の司会はビブラフォン奏者トニー・ミケリが務め、最初の夜はオールスターフィリー・バイブジャムセッションが行われ、続いて金曜日にはドラマー兼ビブラフォン奏者のチャック・レッドが登場します。 祭りの最終日は、テリー・ギブス・ドリームバンドへのトリビュートが行われます。

この週末は、音楽ファンにとって非常に充実したラインアップとなっています。 是非、足を運んで楽しんでください。

画像の出所:wrti