人気のある東ハリウッドのナイトクラブで、早朝に追い出されたパトロンが意図的に車を人混みに突っ込ませ、30人が負傷した。負傷者の中には、7人が重傷を負っているという。
警察によると、運転手のフェルナンド・ラミレス(29)は、灰色のニッサン・ヴァーサを運転し、歩道に乗り上げ、バレットスタンドとタコスタンドに衝突した後、街灯に激突した。
この事故は、ザ・バーモント・ハリウッドクラブの前に集まっていたクラブ客に対して行われ、現場は完全な混乱に陥った。
ロサンゼルス警察(LAPD)の広報官ロザリオ・セルバンテスによれば、ラミレスは殺人未遂の容疑で逮捕された。
事故の直後にInstagramに投稿された映像には、夜遊びに出かけていた多くの人々が血まみれで横たわり、混乱し、呻いている様子が映し出されていた。
「彼は皆にぶつかったんだ」と言う声が聞こえる中、横たわる女性たちに「レディたち、足は感じる?」と問いかけている。
LAPDのベン・フェルナンデス艦長は、容疑者がクラブから騒がしいために追い出されたと伝えた。
「映像を確認したところ、彼は歩道に向かってさらに進み、人々にぶつかるのは意図的な行為でした」とフェルナンデス艦長は述べた。
「彼は車から引きずり出されて、警備員に手錠をかけられ、その後、路上から射撃された。」
映像では、彼が複数の目撃者によって車から引きずり出され、手錠をかけられた後、頭を蹴られている様子が映っていた。
通常の週末の夜、ザ・バーモント前の通りは、クラブ客で賑わう中、時間が過ぎるにつれ騒がしい雰囲気になる。
L.A.市消防署のスポークスマンであるアダム・ヴァンゲルペンは、「大規模な混乱の現場でした。人々はただ並んで、タコスを買ってクラブに入るのを待っていました」と語った。
事故当時、クラブでは「トラペトンパーティー」というレゲトンとヒップホップ音楽のイベントが開催されており、主にラテン系の観衆が集まっていた。
運転手は病院に運ばれ、手術を受けた後、現在は安定した状態にあるとフェルナンデス艦長は述べた。
また、23人が入院しており、複数の近隣病院が負傷者を受け入れたという。
容疑者の発砲した男は、ヴァーモントアベニューを西に逃走しているところが目撃されている。警察によれば、彼はラテン系男性で、身長約5フィート9インチ、体重180ポンド、青いジャージを着ており、銀色のリボルバーを持っている可能性がある。
事故現場には124人の消防士と救急医療隊員が駆けつけ、混乱の中、負傷者への救助活動を行った。
宝飾品販売者のジェニファー・ガルシア(53)は、午前3時ごろ、週末のフリーマーケットの準備に向かっていた際、運転手の車が歩道の真ん中に停まっているのを目の当たりにし、いつもの場所から店を移動させる必要があったと言う。
「普段はクラブの前にいるのですが、来てみると火災車両がたくさんあって、『どうしたんだろう』と思いました」とガルシアは話した。
その後、土曜日の朝には、通りはフリーマーケットに戻り、血の跡や女性の靴、倒れたライムのeバイクなど、事故の名残は残されていた。
「これは心が痛む悲劇です。現場に駆けつけ、命を救うために尽力してくださった100人以上のLAFDやLAPDの皆様に感謝申し上げます」とカレン・バス市長は声明を発表した。
画像の出所:latimes