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日本の放送業界では宗教をテーマにした番組が許可されていないため、アニメ聖書シリーズ「スーパーブック」が国営テレビで放送されていることは奇跡的です。

「スーパーブック」は1980年代に初めて放送され、その後2017年から6年間続いています。

この番組は、日本の視聴者の心に神の言葉を植え付けるだけでなく、教会でも信者の育成に役立てられています。

しかし、日本では日曜学校を楽しむ子どもたちの姿は珍しいといいます。

東京の川崎教会の牧師、甲斐真は、日曜学校を持つ教会が半分しかないことを述べています。

「日本のキリスト教の人口は1%にも満たず、カトリックを含めても、教会に通う人は0.2%だけです。

日本の人々が福音に触れたり、見ること、聴くことは非常に難しいです。

人々は教会に来ず、子どもたちも教会に来ていません」と彼は語りました。

甲斐牧師は、「スーパーブック」の放送が助けになったと信じています。

日曜学校に通わない子どもたちもテレビでこの番組を観ることで福音を聞くことができるからです。

彼は、視聴者の中にはその親たちにも教会に通うようになった人たちがいると述べました。

甲斐牧師は、自身が1980年代の「スーパーブック」や「フライングハウス」を観た影響を語りました。

「これが私が聖書について知り、イエスを知るきっかけとなったのです。

この物語は私の人生の基盤でした。

「スーパーブック」が現代の子どもたちに届けられることがわかり、とても興奮しました。

子どもたちは聖書のメッセージを知ることができるのです」と彼は語っています。

13歳の長尾木帆は、日曜学校で定期的に「スーパーブック」を視聴しています。

彼女は、「スーパーブックの表現がとても好きです。

イエスが復活する場面を見ることで、聖書を読むよりもリアルさが増し、私の人生に大きな影響を与えました。

困ったときには、死から復活させる力を持つ神が私を助けてくれると知っています」とコメントしました。

もう一人の日曜学校の子供である12歳の林田愛香は、「スーパーブックを通じて、イエスが奇跡を行うことを学びました。

イエスが水をワインに変える話や、人々を癒す話が好きです。

そして、彼が私の友達を救ってくれるという奇跡も信じています」と語りました。

スーパーブックのフィリピンチームは、甲斐牧師の教会や他の教会パートナーを訪れ、子どもたちに奉仕し、ボランティアへのカリキュラム研修を行いました。

また、2018年以来初めて、日本最大の伝道イベントでも「スーパーブック」の宣伝を行いました。

これは、日本で放送された「スーパーブック」の5つのシーズンの完成を祝うためのものでした。

太平洋放送協会のノエル・ウィルソンは、「スーパーブック」を放送ネットワークにマーケティングする責任者です。

彼女は、視聴者から寄せられたフィードバックを共有しました。

「多くの視聴者は、昔の「スーパーブック」を観ていた祖父母と一緒に観ています。

異なる世代が「スーパーブック」を知り、アニメーションを通じて福音を受け取ることができるのは私にとって充実しています」と彼女は言いました。

ワードオブライフプレスミニストリーの西見佐知子氏の指導の下、日本における「スーパーブック」ミニストリーは続いています。

彼女は次のように述べました。

「スーパーブックのアニメーションは、日本の若者に到達するための重要な手段です。

だからこそ、CBNと一緒に活動できることを嬉しく思っています。

日本人はとても親切な人々ですが、自分が罪人だとは感じていません。

そのため、キリストを伝えたり、接触したりするのは非常に難しいのです。

しかし、「スーパーブック」を通じて、人々は聖書の物語に触れ、その物語を通じて心が打たれています。

CBNアジアの特別プロジェクト責任者、イッコ・ゴンザレスは、「シーズン5が最終シーズンであるにもかかわらず、「スーパーブック」はここにとどまります。

日本の他の県や地方のチャンネルでも放送する計画がたくさんあり、「スーパーブック」を通じて、もっと多くの人が福音を聞くことができるようになります。

日本は「日の出の国」として知られていますが、私たちは日本が復活した御子イエスの国になると宣言します」と語りました。

画像の出所:cbn