画像の出所:https://abc7chicago.com/chicago-fire-department-carbon-monoxide-poisoning/14190615/
シカゴ消防署員が一酸化炭素中毒で病院搬送
シカゴ火災局に所属する2人の消防署員が、一酸化炭素中毒の症状を抱え、緊急搬送されました。現地時間の火曜日の朝、シカゴ南部での出動中に発生した事故でした。
この事故は、シカゴ南部の住宅地域で火災が発生した際、2人の消防署員が呼び出された後、酸素濃度が高いため、一酸化炭素中毒のリスクが高いという状況で発生しました。
シカゴ消防局の広報担当者によると、この2人の消防署員は現場で救助活動を行っている最中に、一酸化炭素を吸い込んでしまったようです。警報装置は作動するものの、状況が急速に進展したため、署員らは警戒していた酸素濃度を考慮し、現場から撤退しました。
急いで現場から退避し、署舎へ戻った署員らは、一酸化炭素中毒の疑いがあるため、即座に病院へ搬送されました。しかし、幸いにも彼らの状態は安定しており、予後は良好とのことです。
消防署長は記者会見で、このような事故を未然に防ぐためには、より高性能な一酸化炭素検知器の導入や、定期的な保守点検が必要であることを強調しました。また、現場での作業中には常に警戒を怠らず、適切な装備品の使用を心がけるようにと呼びかけました。
シカゴ火災局は、この事故を受けて、今後の安全対策の見直しと、消防士らへの追加の安全教育を行う予定です。
一酸化炭素中毒は、無色・無臭で非常に危険なガスであり、呼吸困難や意識混濁を引き起こす可能性があります。家庭や職場において、一酸化炭素検知器の設置や適切な換気対策をすることが重要です。署員らの早い回復を祈りつつ、今回の事故を教訓に、安全対策を徹底する必要があることを改めて認識しました。