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ハワイアン・エレクトリックが2.1GWhの蓄電池プロジェクトとの契約交渉を開始
ハワイアン・エレクトリック(Hawaiian Electric)は、先月中旬に2.1GWhの新しい蓄電池プロジェクトについての契約交渉を開始しました。このプロジェクトは、ハワイ州内の3つの異なる場所に分散して設置される予定です。
ハワイアン・エレクトリックは、ハワイ州が目指す再生可能エネルギーの普及を推進するため、積極的な取り組みを行っています。この新たな蓄電池プロジェクトは、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの不安定な供給を補完する役割を果たすものです。
契約交渉の対象となるプロジェクトは、1つはオアフ島に設置されるもので、容量は1.4GWhです。もう1つはマウイ島で、容量は240MWh。さらに、モロカイ島には2つ目のプロジェクトが計画されており、容量は470MWhとなっています。
これらの蓄電池プロジェクトは、ハワイアン・エレクトリックの電力供給インフラの一環として、需要と供給を調整するための重要な役割を果たす予定です。また、不安定な再生可能エネルギーの供給に頼ることで、ハワイ州内の電力網の安定性も向上させることが期待されています。
ハワイアン・エレクトリックのCEOであるコナー・モス氏は、「これらの新しい蓄電池プロジェクトは、再生可能エネルギーの割合を増やし、ハワイ州のエネルギー自給率を向上させる上で重要な役割を果たすものです」と述べました。
なお、ハワイアン・エレクトリックは、現在の契約交渉の対象となるプロジェクト候補を検討し、最終的な契約締結に向けて進展していく予定です。これにより、ハワイ州は再生可能エネルギーの利用拡大に一層の歩みを進めることができるでしょう。