韓国ソウル – 日本の防衛大臣、山形県の中谷元と韓国の防衛大臣、安圭白は月曜日、ソウルで会談を行い、両国間の安定した関係を求める中で、相互訪問を通じた通信の強化に合意した。
日本の防衛大臣が韓国を訪れるのは10年ぶりであり、中谷は韓国との防衛協力及びアメリカとの三国間の協力の重要性を確認した。
「両大臣は、急速に変化する安全保障環境の中で日韓及び日韓米国の防衛協力を着実に進めることが重要であり、将来的な視点での二国間防衛関係の発展が必要であることに合意した」と両大臣は共同プレスリリースで述べた。
この会談は、日本の岸田文雄首相が衆議院選挙における与党の多数派喪失に責任を取る形で辞任を発表した翌日に行われた。
また、カウンターとして安は8月に日本を訪問しており、両国のリーダーによる定期的な相互訪問を通じた緊密なコミュニケーションの維持を目指している。
安は会談の冒頭で、両国の間に「困難」な関係が存在していることを認め、「再びこのように集まるまでに長い時間がかかった」と述べた。
中谷は会議後に記者団に対し、「日韓間の防衛当局の協力を持続可能な形で強化するためには、忍耐強く信頼関係を築く必要がある」と語った。
さらに、両国の防衛当局による定期的な協議や人事交流を強化する必要性も確認し、相互訪問や防衛大臣の会議を通じて関係を深めることを目指した。
「今後、相互に有益な発展のために、私はもっと訪問する努力をし、あなたも頻繁に日本を訪問していただければと思う」と安は述べた。
日本の防衛省によると、両国は年に1回の相互訪問を目指しているとのこと。
中谷と安は、2015年以来、初めての日本の防衛大臣の韓国訪問が、1965年に日韓関係が正常化してから60周年に当たる年に行われたことを歓迎した。
安は7月に就任したばかりであり、ソウルでの会談は中谷との初の対面での話し合いであった。両者は8月初めにビデオ会議を行っていた。
共同プレスリリースでは、朝鮮半島の完全な非核化へ揺るぎないコミットメントを示し、北朝鮮の武器開発プログラムに対応するためのアメリカとの三者間協力の重要性を強調した。
また、両者はウクライナに対するロシアの軍事侵攻以降深まった北朝鮮とロシア間の軍事協力の共同対応の必要性についても言及した。
日本、アメリカ、韓国は、北朝鮮の脅威に対抗するための防衛協力を強化しており、「フリーダムエッジ」と呼ばれる新しい三者間演習が昨年6月に開始され、最新の訓練が今月末に行われる予定である。
さらに、中谷と安は、人工知能や無人システム、宇宙などの先進的な科学技術分野での潜在能力を探求することにも言及した。
安全保障に関して、両国は2018年に日本の排他的経済水域内で韓国の駆逐艦が自衛隊のパトロール機に火器管制レーダーをロックオンしたとされる問題を乗り越える努力をしている。
2024年6月の防衛相会談では、日本と韓国はレーダーのロックオン事件を防ぐ措置を講じることに合意した。
中谷は、ソウル防衛ダイアログと呼ばれる年次多国間安全保障フォーラムに出席するために火曜日に韓国に滞在し、その翌日に日本に戻る予定である。
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