沖縄のうるま市のホワイトビーチ近くで、アメリカ海軍のサンアントニオ級揚陸艦USSニューオーリンズが火災に見舞われた。
日本時間の8月20日午後5時(東部時間午前4時)頃に火災が発生したとのことだ。
現在、火は抑えられたとの確認が取れているが、完全に消火されたかどうかは不明である。
現時点ではけが人の報告はないが、火災の原因や被害の程度については不明である。
USSニューオーリンズは、九州の佐世保を母港としており、アメリカ海軍第7艦隊に配属されている。
海軍のスポークスマンはTWZに対し、「うるま市の沖縄近くでUSSニューオーリンズ(LPD 18)で火災が発生し、乗組員が対応している」と述べた。
「煙が船の艦首から上がっているのが確認されているが、現在のところ乗組員の避難要請は出ていない」と日本の海上保安庁がNHKに語った。
海軍スポークスマンも、乗組員への避難命令は出されていないと確認した。
NHKが公開した現場の映像では、艦首の両側からある消防船がUSSニューオーリンズに水をかけている様子が見られる。
これらの消防船は沖縄のホワイトビーチ海軍基地から派遣されたものだ。
また、NHKの報道によれば、日本の自衛隊の船舶も消火活動を行うために現場に到着し、日本海上保安庁もパトロールボートを派遣している。
海軍のスポークスマンは、船の乗組員とホワイトビーチからの二隻の消防船がともに火災に対処していると述べた。
沖縄のホワイトビーチは、「沖縄に基づく海兵隊とその装備のための集積地点」とされている。
この発着地点は、ユーティリティー揚陸艦やエアクッション型揚陸艦が部隊や車両、装備を海域または桟橋に係留した揚陸艦に運ぶために使用されている。
今後、火災の原因と被害の確定に向けた調査が行われる。
【アップデート】【東部時間午後5時52分】
アメリカ海軍第7艦隊は、USSニューオーリンズでの火災についての声明を発表し、火災は日本時間の8月21日午前4時に消化されたと発表した。
火災の発生は日本時間の8月20日午後4時で、発生から約12時間後のことだった。
二人の乗組員が軽傷でUSSニューオーリンズの医務室で治療を受けたとのことだ。
現在、調査が進められている。
第7艦隊からの声明は次の通りである。
「USSニューオーリンズ(LPD 18)の火災は、ホワイトビーチ海軍基地の近くに停泊中の艦艇において、8月21日午前4時に消火された。
火災は日本時間の8月20日午後4時に発生した。
火災の原因については現在調査中である。
ニューオーリンズの乗組員による消火活動は、ホワイトビーチ海軍基地に停泊中のサンアントニオ級揚陸艦USSサンディエゴ(LPD 22)の乗員によって支援された。
日本の海上自衛隊、日本海上保安庁、そして沖縄海軍司令部のアメリカ海軍も消火努力に重要な支援を提供した。
2名の水兵が軽傷を負い、USSニューオーリンズの医務室で治療されている。
ニューオーリンズの乗組員は今後も船上に留まる予定であるが、必要があればサンディエゴまたは沖縄海軍司令部に宿舎が利用可能である。
今後の更新についてはアメリカ海軍第7艦隊を引き続きフォローされたい。
画像の出所:twz