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2023年8月7日、日本は初のF-35BライトニングIIステルス戦闘機3機を宮崎県の新田原航空自衛隊基地に配備しました。この動きは、中国の柔軟な軍事展開に応じて、日本がその存在感を強化する一環となっています。

当初、アメリカのパイロットによる4機の配備が予定されていましたが、実際には3機しか納入されませんでした。航空自衛隊の広報官は、残りの機体が直ちに配備される見込みは低いと述べています。

日本の防衛省は、当初2024年度中に包括的に6機のF-35Bを配備する計画でしたが、機体内のコンピュータソフトウェアのアップグレードの遅れから、農業計画が遅延しました。現在の計画では、2025年度中に合計8機を配備し将来的には42機を展開する方針です。

日本海上自衛隊は、F-35Bを運用するために二隻のいずも型護衛艦を軽空母へと改造しています。この改造は、中国軍の東シナ海および南シナ海への侵出に対する抑止力を強化する目的があります。日本が管理する尖閣諸島は中国が領有権を主張しています。

いずも型護衛艦は、5年ごとのドック入りを利用して、すでに二回改修が行われています。いずもは2021年6月に初回の大規模改修を終え、特別な塗料で塗布した耐熱処理作業がなされました。

2024年度から2027年度にかけての第二回目の改修では、いずもの飛行甲板の先端部分を台形から長方形へと変更する作業が進められています。一方、かがも2024年3月末に初回の大規模改修を終え、先端を長方形に修正し、一部の甲板も耐熱性が付与されています。

かがの二回目の改修は2026年度末から始まる予定で、内部区画の変更も行われる見込みです。防衛省によれば、いずもの改修は2027年度末に完了し、かがは2028年度末に完了する予定です。

特に注目すべきは、こちらの歴史的な出来事として、いずもが2021年10月にアメリカ軍のF-35Bの発着試験を行ったことです。その後、かがも2024年10月にはアメリカ軍のF-35Bの試験を行いました。

8月7日、海上自衛隊の広報官は、最新のイギリスおよびアメリカの艦載F-35Bが2023年8月4日から12日までの間にかがで離着陸訓練に参加する可能性があると述べ、日・米・英の海軍の共同訓練につながる事も予測しています。

この動きは、航空母艦HMSプリンス・オブ・ウェールズを先頭にしたイギリスの空母打撃群が、8月12日に横須賀海軍基地に初めて寄港することに伴っています。東京側はこの寄港を歓迎し、地域の平和と安定に対するイギリスのコミットメントの象徴と見なしています。

寄港はさらに、日本の安全保障および日英のSecurity and Defense Cooperationを強化する貢献になると防衛省は述べています。

現在まで、イギリスのF-35BはJSいずもやJSかがから離着陸したことはありませんが、もしかがの甲板からイギリスのF-35Bが発着した場合、それは特に攻撃的な中国に対する強いメッセージとなり、日英関係の強化を示すこととなります。なお、初めてJSかがの甲板に降り立った米国のF-35Bは、2024年10月20日カリフォルニア南部での試験を行った際、ロイヤル・ネイビーのテストパイロットであるニック・ベイカー中尉によって操縦されました。

画像の出所:navalnews