デンバーのリノ地区に位置するTemaki Denは、オープンから約3年を迎え、すでに多くの寿司愛好者に知られる存在となっています。
ここでは、エグゼクティブシェフのケンタ・カモ氏が精魂込めて作る特製手巻き寿司と煮ぎりを楽しむことができます。
特に、このレストランの魅力は、コストパフォーマンスの良さと、他に類を見ないハッピーアワーの提供内容にあります。
しかし、訪れる際は少々注意が必要です。
QRコード形式のメニューは少々扱いづらく、駐車場からのアクセスも一筋縄ではいかないため、ライドシェアの利用をおすすめします。
店内に入ると、寿司バーがオープンする午後4時半を目前に、寿司を待ち望む客たちで賑わっています。
Temaki Denの特徴的な手巻き寿司は、個別でもオーダーできますが、ランチまたはハッピーアワーでは3本15ドル、4本19ドル、5本24ドルのセットでお得に楽しめます。
特におすすめは、エビの辛味を効かせた手巻きや、絶妙な辛さのイエローテイル、サクサクの揚げ玉ねぎをトッピングしたサーモンの手巻きです。
次に外せないのは、おしずし(4ドル、ハッピーアワー時は3ドル)。
この伝統的な寿司は、重ねたご飯と魚を四角い型に押し込み、仕上げにバーナーで炙ったソースを載せて提供されます。
ケンタ・カモ氏曰く、「おしずしは創造性を発揮しつつ、伝統を守りつつ、ゲストに寿司の歴史を教育する良い方法です。」
外側のサクサク感とふんわりとした中身の調和が絶妙で、特にサーモンや脂の乗ったサバの味わいは格別です。
次に試してみるべきは、北海道のホタテのにぎり(1個4.25ドル)です。
これらのホタテには、柚子塩とレモンを添えており、非常に新鮮で、何度でも食べたい一品です。
また、オススメのオマカセオプションもあり、価格やコース数に縛られず、好みのペースで寿司を楽しむことができます。
寿司や刺身が中心ですが、意外な一品も見逃せません。
例えば、ほうれん草のゴマ和え(5ドル)は、見た目は地味ですが、風味は絶品です。
それから、しょうゆバターを使ったホタテ(12ドル)もおすすめで、貝殻にたっぷりとしたソースに浸されており、無駄なく味わえる一品です。
これらを楽しむ際、カウンター席ではシェフとの交流は少ないものの、知識豊富でフレンドリーなウェイトスタッフと会話を楽しむことができます。
時にオーダーに間違いがあっても、スタッフが気づき、迅速に正しい品を提供してくれるので安心です。
ただ、QRコード式のメニューは少々手間取ることがあり、選択肢が多くて混乱してしまう場面もあります。
しかし、それを考慮しても、Temaki Denでの体験は十分に価値があります。
支払いを終える前に、再訪を計画する声が上がるほど、魅力的な料理が揃っています。
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