ユタ大学は2025年の学年の開始まで、まだ1ヶ月以上ありますが、この州の旗艦大学はすでに医療研究の取り組みで高い評価を得ています。
今回、ユタ大学は2025年のU.S. News & World Reportの「世界大学ランキング」で141位にランクインし、2250の“トップ大学”の中で上位7%に位置しています。
特に心臓および心血管システム、臨床医学、癌学、外科などのいくつかの学問・研究分野で「トップ100」の評価を得ました。
ユタ大学の国際担当上級官、ランディ・マクリリス氏は「ユタ大学の素晴らしい研究の評判が、この国際的な文脈において認められたことを嬉しく思います」と語ります。
「世界中の学生がこれらのランキングを参考に大学を選ぶ中で、私たちは『U』が研究に貢献するための、歓迎され、十分に支援された場所として彼らを迎えることを楽しみにしています」と続けました。
他のユタ州の大学、ブリガムヤング大学とユタ州立大学も「世界大学ランキング」に含まれ、817位と827位にランクされています。
2025年のトップ10リストには、著名な教育機関が多く含まれています。ハーバード大学が最上位にあり、続いてマサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、イギリスのオックスフォード大学およびケンブリッジ大学が位置しています。
トップ10にはカリフォルニア大学バークレー校、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ、ワシントン大学、イェール大学、コロンビア大学も名を連ねています。
ランキングのトップ100に入っている学校の約40%はアメリカの機関です。
U.S. News & World Reportの「世界大学ランキング」は、地域別の大学ランキングも発表しています。南アフリカのケープタウン大学はアフリカでのベスト大学として評価され、ブラジルのサンパウロ大学がラテンアメリカのトップに立っています。
また、中国の清華大学はアジアで最も高いランクにあり、カナダのトロント大学は世界ランキングで16位に輝いています。
では、アメリカに拠点を置くデジタルメディア会社U.S. News & World Reportは、世界の『ベスト』大学をどのように定義しているのでしょうか?
彼らはまず慎重な注意書きを提示します。このランキングは、機関の全体的な学術研究と評判に「専念」しており、別個の学部や大学院プログラムには関係しません。
これに対し、志望者は「世界大学ランキング」を申請先の学校選びに活用すべきだと認めつつ、「場所、キャンパス文化、特定のプログラムの強さ、費用」などの個人的な考慮が同様に重要であるとしています。
ランキングの重要な方法論要素には、U.S. News & World Reportが選んだ13の指標とその重みが含まれます。これらの指標には、世界的な研究の評判、出版物、書籍、会議、国際的な協力、そして総出版物の中で最も引用されている上位1%の論文の割合が含まれています。
現在、ユタ大学の研究にはいくつかの課題が立ちはだかっています。特に、国際的な学生の受け入れが困難になっています。
U.S. News & World Reportは、研究が機関の世界的な評判における役割を強調し、アメリカの高等教育が不安定な状況にある中で発表されます。
今年初め、ドナルド・トランプ大統領は、研究者が助成金を申請する際に要求できるオーバーヘッドの制限を発表しました。
これらの政策は現在、法廷で挑戦されていますが、ユタ大学のような研究機関にとっては懸念材料であることに変わりはありません。2023年にユタ大学は、291百万ドルのNIH助成金を受け取りました。
学校のリーダーたちは、NIHの政策変更が年に数千万ドルの研究費を失わせる可能性があることを懸念しています。この研究資金の不安は、ソルトレイクシティキャンパスの研究室や管理オフィスを超えて広がっています。
NIHの混乱「は、NIHによって研究資金を得ている2500の大学や研究所の多くを麻痺させています」とCBSニュースが報道しています。
また、U.S. News & World Reportは、学生が自国以外に存在する高等教育の選択肢を探るのに役立つ「世界大学ランキング」を活用できると述べています。
多くのアメリカの大学が「世界大学ランキング」で高得点を獲得しているため、アメリカは国際学生にとって人気の目的地であり続けています。
2023-2024学年度には、190の外国から100万人以上の国際学生がアメリカの大学に在籍しました。
一方、ユタ大学には3500人以上の国際学生と研究者が関連しており、ブリガムヤング大学には100カ国以上の学生が在籍しています。
しかし、アメリカの大学での学籍登録は最近数ヶ月でますます困難になっています。
画像の出所:deseret