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エメルソン大学を卒業したマロリー・マーロウが、自身の第二作「ラブ・アット・ファースト・サイト」を今年8月に出版しました。

この小説は、ソーシャルメディアインフルエンサーのエル・マーティンがUFOを目撃し、その事件を調査するために派遣された「黒服」の男性との恋愛を描いたSFロマンスです。

ロサンゼルスを舞台にしたこの物語では、エルがUFOの神秘的な映像を手に入れ、さらに「黒服」の干渉を受けることになります。

エージェント・カーター・ブロディはこの案件を任され、エルとの協力を通じて二人は深い関係を築いていきます。

マーロウは、インタビューで「他のものや説明できないものへの魅力」に常に引かれてきたと語ります。

この興味は、最新作にも色濃く反映されており、彼女が高校時代から好きだったロマンスというジャンルと融合しています。

異星人に対する明確な焦点は、彼女の前作でもお馴染みの要素となっており、楽しさだけでなく、非伝統的なものを受け入れるという彼女のメッセージを強調しています。

「違った部分を持っていたり、少し変わった人たちが、理解してくれる相手を見つける物語を知ってもらいたい」というのが彼女の伝えたい最大のメッセージです。

彼女の作品はエメルソンでの経験をもとに大きな影響を受けており、それが読者にとっても目立つ要因となっています。

たとえば、彼女のファーストブック「ラブ・アンド・アザー・コンスピラシーズ」では、ボストン出身の恋人がエメルソン学生である設定があり、彼女自身の経験への明らかなオマージュになっています。

来年出版予定の次作はタイトル未定ですが、ボストンを舞台にしており、彼女のお気に入りの場所からインスパイアを受けています。

「ボストンは歴史的な街であり、少し不気味な場所でもあります」と、マーロウはその理由を説明します。

彼女の作品が持つ雰囲気の背後にある理由はもっと微妙ですが、映画やテレビのために書く学位を取得した後、彼女の作品が視覚的に読者を物語の中に引き込むとの読者の反応がそれを裏付けています。

マーロウのシネマティックなストーリーテリングと独特のパラノーマルなタッチは「ラブ・アット・ファースト・サイト」に詰まっており、ロマンス、ミステリー、サイエンスフィクションが見事に融合しています。

「エメルソンで、ジャンルを拡張し、新しいストーリーテリングのアプローチに挑戦することを学びました」と、彼女は続けます。

彼女はエメルソンでの書き始め、ファンタジー・ロマンスや現代ロマンスを書いていたことを振り返ります。

しかし、当時の彼女の作品は最も発展性がないと感じ、日の目を見ることはないと言います。

エメルソンLAプログラムに参加することでロサンゼルスに愛着を持ち、卒業後にはその街に移り住みました。

彼女は映画業界でのキャリアを積むことを目指し、タレントエージェンシーでの仕事を得ましたが、その仕事が彼女の注意を引き、しばらくの間は執筆をお休みすることになりました。

「大人になるために適応し、自分が何を物語りたいのかを見つけることには時間がかかりました」と彼女は回想します。

しかし、すべての計画はCOVID-19を経て変わりました。

卒業後約3年後、彼女は自宅での孤立の中で読書を再発見し、創作に対する情熱も再燃しました。

元々は趣味だと思っていたこの創造的な活動が、次第により重要なものへと成長しました。

2020年にデビュー作の執筆を開始し、数回中断しながらも2022年に完成させ、2024年には出版社バークレーから出版されました。

どのような困難があっても、マーロウは自分の情熱を見つけ、自ら誇れる作品を発表できました。

「私の書籍は少し変わっているが、たくさんのハートがある」と彼女は述べます。

それは、予期せぬものを書くことを好む作家にぴったりの表現です。

彼女の旅路は、エメルソンの学生たちに物語を書き続けることを忘れないようにという励ましとなっています。

いつか大きなチャンスに恵まれるかもしれません。

画像の出所:berkeleybeacon