モトGPの日本グランプリプラクティスが行われ、マルコ・ベッゼッキ(アプリリア・レーシング)がFP1での二度のクラッシュを経て、土曜日の予選に向けて注目の選手となりました。
一方、ペドロ・アコスタ(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング)がP2でフィニッシュし、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は最後のラップでP3を獲得しました。
2025年初のマッチポイントウィークエンドにおいて、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシング・モトGP)はP15のフィニッシュで初めてQ1に進むこととなり、予選にさらなるスパイスを加えています。
この金曜日、日本での壮絶なセッションが繰り広げられました。
ベッゼッキのFP1での二度のクラッシュ後、アプリリア・レーシングのプラクティスも理想的なスタートとは言えず、ホルヘ・マルティンがターン5で転倒し、無事であることが確認されました。
セッションが開始して15分が経過すると、今週末のオープニングセッションのトップ3であるマルケスとバニャイアがP20、P21、P22に位置し、レインワールドチャンピオンがその間に挟まる形となっていました。
プラクティスの中頃、工場ドゥカティのペアはタイムシートをP11とP13に上がらせ、アレックス・マルケスはP23のまま最下位に留まっていました。一方、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハ・モトGP)が1:44.044でペースを設定し、ベッゼッキがその0.051秒後ろのP2、アコスタが3位に位置してヤマハがアプリリアとKTMをリードしていました。
さらに別のクラッシュが発生し、今度はマルティンがターン7で再度転倒しました。それに続いて、アレックス・マルケスがターン9でグラベルに入りました。
25分が経過した時点で、アレックス・マルケスは依然P23に留まっていました。
セッションの残り時間が30分を切った時、両マルケス兄弟とバニャイアはまだトップ10の外にいましたが、バニャイアがP5へとジャンプしたことで状況が一変しました。
その後、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロ)もHRCのホームグラウンドでP1に浮上すると、ベッゼッキは1:43.623という新たなベンチマークを打ち立てました。
しかし、その記録は長くは続きませんでした。アコスタがそのタイムを0.066秒更新し、イタリア人ライダーを再び追い越しました。
25分を切り、最後の10分に入ると、アレックス・マルケスはP5にハイアルし、その背後でマルティンがP4へと上昇しました。
マルク・マルケスの最初のアタックラップはP11にとどまり、その一方でバニャイアもP9からP1へとジャンプしました。
残り時間3分半で、マルケスはP14に留まっており、これは彼にとってのチャレンジング状況でした。しかし、両スプリットで速さを見せ、セクター3でのパーソナルベストを叩き出し、フィニッシュラインを走り抜けると、マルケスはP3に浮上しました。
この間、トップスポットは何度も入れ替わっていきます。最初はホンダのジョアン・ミールがP1、続いてアコスタとベッゼッキが金曜日の栄誉を競い合い、アコスタがターン1で落車しセッションを早期終了しました。
残り30秒を切る中で、アレックス・マルケスはP13、マルティンはP12、オグラ(トラックハウス・モトGPチーム)はP11に位置し、全員が同じタイムを記録していました。
ラストアタックを試みたアレックス・マルケスのラップは消滅し、2025年初のQ1進出が決定しました。
トップ10に遅れる変更はありました。クアルタラロがP15からP8へと浮上し、ジャン・ザルコ(キャストロ・ホンダHRC)がセッションの最後でP10を確保し、フェルミン・アルデゲール(BK8グレシーニ・レーシング・モトGP)がP11に降格しました。
日本グランプリでのトップ10は、ミールが素晴らしい速さでP4、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロ・VR46レーシング・チーム)がP5、マリーニがP6でフィニッシュしました。
バニャイアはセッションの最後にP7へと順位を下げましたが、イタリア人にとってはQ2進出が達成された形となりました。
クアルタラロ、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・モトGPチーム)、ザルコの順でトップ10が決定され、12名のQ2入りが完成しました。
次に控えるのは、モテギでのティソスプリント土曜日です。
この金曜日の結果が物語るように、目が離せない土曜日が期待されています。マルク・マルケスのタイトル獲得ウィークエンドとなるのか、注目が集まります。
画像の出所:motogp