バーチャルペットと言えば、ファービーやiDog、たまごっちなど、様々な形で親しまれてきました。
筆者も2000年代初頭にたまごっちを持っていて、授業の合間にそれを育てるためにボタンを必死に押していた思い出があります。
その伝統の中に、新たに登場したのがカシオの「モフリン」です。
モフリンは、ふわふわで手足のない可愛らしいロボットで、最新のAI技術を搭載しています。
製造元によると、モフリンは育て方によって400万以上の個性的な性格特性を示すことができるそうです。
モフリンは、柔らかい毛皮で包まれた二つの丸い目を持ち、ウリや kittenのような優しい鳴き声を発します。
音声認識とタッチセンサーによって反応し、そのためにその価格は¥59,400(約400ドル)にも及びます。
カシオによると、モフリンは最もよく話しかけてくれる人を認識し、その人に応じた反応を示します。
また、環境に応じて進化することができるのです。
モフリンは、やわらかいグレーか薄いキャラメル色で提供され、カシオのMofLifeアプリと連携することができます。
このアプリを使って、モフリンの感情状態を監視したり、個性の進化を見たり、対話履歴を追跡したりすることができます。
ただし、制限もあります。
モフリンには手足がないため、すべての身体的な表現は頭の傾きや体の揺れ、鳴き声から来ています。
また、モフリンには専用の白いプラスチック製コットが付属しており、それは充電ドックにもなります。
さらに、カシオはモフリンが4万以上の独自の性格パターンを発展させることができると述べています。
慎ましいものから冒険心あふれるもの、愛情深いものから冷淡なものまで、さまざまな性格が存在します。
モフリンは飼い主との関係を学習し、頻繁に話しかけられたり優しく撫でられたりすると、その人を主要な世話をする者として認識します。
逆に、無視されたり怖がらせられたりすると、内気や不安を抱える存在になることもあります。
このロボットは、50日間にわたって「成長」し、オーナーに対する反応や鳴き声、動き方を調整します。
カシオの主任開発者である市川恵理名氏は、モフリンは他のモフリンとは異なる個性があり、成長し、異なる睡眠サイクルを持つため、飼い主が実際にそばにいると感じることができると説明しています。
さらに、カシオはモフリンメンバーシップクラブも作成しました。
年会費は¥6,600で、AIペットのための包括的なサービスが用意されています。
健康診断(メンテナンスや故障の確認)、毛の手入れ、悲劇が訪れた場合に失われたモフリンを復活させる「復活」サービスも含まれています。
ただし、データはMofLifeアプリでバックアップされている必要があります。
現在、モフリンはカシオの公式サイトで購入できるが、すでに売り切れています。
また、日本国内の主要な家電量販店でも販売される可能性があります。
ただし現時点では、日本でのみ販売されていることに注意が必要です。
画像の出所:tokyoweekender