ホノルル — マット・エリオット氏は、ハワイ大学の新しい体育部長(UHAD)としての役割を担うことが正式に確認された。彼は、UH理事会の統一された票により、6月30日からの5年契約と425,000ドルの基本給で新職に就く。
UHのウエンディ・ヘンセル学長は、6月5日にエリオット氏を選出したことを発表した。彼は、インタビューやクロスエグザミネーションの後の待機期間が一番苦痛であったと語った。
エリオット氏は、ハワイ大学のマンモアキャンパスでの記者会見で、自身のビジョンを静かな確信を持って語った。彼は、ハワイの体育部門を強化するために多くのプランを考えているとのことで、マスメディアとのインタビューにも快く応じた。
インタビューでは、彼のリーダーシップスタイルや、ハワイ大学スポーツファンとしての思い出、個人生活、ハワイへの道のり、そしてADの選考プロセスに対する彼の見解が語られた。
まず、限られたリソースの配分について質問が向けられた。
エリオット氏は、「私たちは、最高の学校であり続ける努力をする。コンペティションの中でハワイ大学が高いレベルで成功することを目指す。競争は会議の中でのタイトルを追求することだ」と答えた。
ハワイ大学のリソースをどのように最も効果的に活用するのかを考え、その間、他の大学がどのように学生アスリートに投資しているかを調査することが重要だとも語った。
また、ハワイ大学の財政的な支援についても言及した。企業からのスポンサーシップの獲得、チケット販売を通じて予算を増やすことが求められると述べ、ハワイ大学は全ての人々のチームであることを強調した。
次に、学生アスリートの収益分配に関わる問題について尋ねられると、エリオット氏は、カリフォルニア州議会が2012年に「学生アスリート権利法」を可決した際に関与していたことを明かし、学生アスリートの報酬に関するディスカッションを長年続けてきたと語った。
彼は「私たちが参加する初年度で、20百万ドルまでのシェアリングができるということは重要だ」と述べたが、具体的な数字については今後の時間をもって評価したいとの意向を示した。
次に、リーダーシップスタイルについて聞かれると、エリオット氏は意見を収集し合意を形成するプロセスを大事にしていると述べた。全員が戦略に沿って行動するように努めていることを強調した。
彼はまた、ハワイ大学のファンベースは強力であり、ファンたちが大学を応援することに共感していると語った。前任者のクレイグ・アンジェロス氏が多くの支持を受けていたことに言及し、自身はUHの成功を目指していると力説した。
エリオット氏は、今日の体育界の環境の多様性に戸惑いを感じているわけではなく、新しいチャンスをどう活かしていくのかを考えることが重要であると続けた。
彼のソーシャルメディアに関する質問には、自身はソーシャルメディアに関与したことがわずかであり、多くの時間を支援や成功を祝う声に費やしてきたと応じた。
ハワイへの最初の道のりを振り返ると、彼は20年前にこの地を訪れ、そこで出会った人々、特に妻アリソンとの出会いが大きな意味を持ったと語った。ハワイコミュニティ財団での経験も重要であり、コミュニティに対する愛情が深まったと述べた。
さらに、彼は効果的なコミュニケーションが不可欠であるとし、全てのメッセージを一貫して伝えることが重要であると強調した。
ハワイ大学で学生アスリートとして成功を目指す姿勢を強調し、情熱を持って挑戦することの大切さを指摘した。エリオット氏は、地元の支持を得るためには、マウントウェストの移行に向けた計画が重要であるとし、成長したいと語った。
最後に、彼はハワイ大学やそのコミュニティに対する愛情を表現し、この場所で自分の息子を育てる意義を強調した。大学は彼にとっての家族的な存在であり、彼の目標は学生アスリートの成長と成功をサポートすることだと結論づけた。
画像の出所:spectrumlocalnews